第18謎 「授業1時間当たりのお値段」
〜 計算でお遊び 〜



公立の中学の1時間の授業料はいくらくらいであろうか。

公立中学は授業料をとらないので
まったく意味のない「問題」ではある。

「そんなこと知ってどうする・・・」である。

しかし,遊び半分で,ちょっと計算してみる。

すると
明日からの「授業」が
少しは違って見えてくるかもしれないのである。



あ・・・最初に断っておくが
これは「まくべん流」の強引なお遊び計算である。
以下に登場する数字には
ナンの根拠もないので
その辺,ヨロシクなのである。




先ずは・・・授業に欠かせない,先生達のお給料から考える。
いや・・・勝手に予想させてもらうのである。
先生方・・・ゴメンナサイである。


「まくべん」は全国の先生方のお給料を
平均年収400万円くらい・・・と見た。

500人の生徒のいる学校では
先生の数は,30人くらいだろう。

そこで
先生達を雇うのに必要なお金
1年間当たり先生一人につき約400万円

400万円×30人の先生で,1億2000万円也・・・。
(ムムム・・・いきなり「億」である)



さて,1億2000万円を500人の生徒でワリカンすると

1億2000万円÷500人で・・・24万円という数字が出る。

これ,すなわち・・・アナタが1年間に支払う授業料としよう。
1年間に24万円である。



次は

あなたが1年間に授業を何時間くらい受けているか・・・

だいたい1000時間〜1200時間くらいである。
(こちらの数字は結構自信がある)
(教科だけでなく道徳や学校行事の時間も含めてである)


メンドウなので1000時間としよう。

そこで,24万円÷1000時間では
240円となる。
(割とリーズナブルな数字が出た・・・)

これが,1時間当たりの授業のお値段である。



しかし
授業するのに先生方の給料だけでは十分でない。

学校の校舎を建てたり,修理したり
机やイスをそろえたり,パソコンを設置したり
水道代も必要なら電気代も必要である。


ナンダカンダで大ざっぱに見積もって

1時間当たり
300円以上であろうと思うのである。
安く見積もってもである。



普通,中学生は1日6時間くらい授業を受けるので

300円×6時間で1800円となる。

なんと!
1日学校で授業を受けるだけで1800円も必要なのである。
(実際には,もっともっと高いと思う)

逆に,1日休むたびに1800円をドブに捨てていることになる。

1週間(5日間)では9000円という数字が出てくる。

1日の授業を「ぼーっと」過ごすことも同じである。



もっとも,この1800円は,アナタが直接支払っているわけではない。

アナタの父上や母上が直接支払っているわけでもない。

教科書同様に,
全ては「税金」である。

国民の皆様の納めてくれた「税金」によって支払われているのである。

1日1800円が
全国の中学生全員に
毎日バラまかれているのである。

あなたの今日の学校生活は
1800円の価値があったのだろうか。




くどいようだが
授業中5分間の居眠りでは24円の損となる。

【ご注意】
この計算はフィクションです。




  

直線上に配置