第2言 「どうしても勝てない友人対策」


【 今回の名言 】

私は学生時代,数学でどうしても勝てない一人の友人がいた。
学校の寮にいたころ,ある夜ベッドにもぐりこもうとして,
ふと,その友人の部屋を見ると,数分後まで灯りがついている。
「これだ!」と思った私は,
その翌晩から消灯を友人より数分遅くするよう勉強した。
その結果,ついに彼を追い抜くことができた。


ジェームズ・A・ガーフィールド



【 まくげん 】

私は学生時代,数学でどうしても勝てない一人の友人がいた。
学校の寮にいたころ,ある夜ベッドにもぐりこもうとして,
ふと,その友人の部屋を見ると,数分後まで灯りがついている。
「これだ!」と思った私は,
その翌晩から10分早く勉強を始め,10分早く消灯することにした。
その結果,ついに彼を追い抜くことができた



【 まく説 】

アメリカ第20代大統領,ガーフィールド先生の言葉である。
ガーフィールド先生は,どうしても勝てない友人をよく観察したところ
自分が勉強を終えて電灯を消した後に
数分間余計にライバルが勉強していることを発見したのである。
ライバルはガーフィールドの部屋の電灯を観察していたらしい。
そこで,ライバルが勉強を終えるまで頑張り
ライバルより余計に勉強しようと頑張ったのである。
ホントにライバルが,ガーフィールド先生の窓の灯りに注意して勉強していたならば
しばらくの期間は,二人は「電灯消しガマン比べ」をしていたことになる。

勉強において,ライバルの存在はありがたいものである。
自分の力を100%以上,引き出してくれる。

しかしである・・・。
将来大統領を目指す秀才ならば,
「まくげん」程度の知恵は絞り出して欲しいモノである。
「まくべん」の邪推になるが
ホントは,「まくげん」でやっていたのではないのだろうか・・・
イヤイヤ・・・あの国の大統領である。
そんな,コソクな手段を用いるはずはないのである。



  

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