第9笑 紙の三つ折り
〜 あまり役に立ちそうもない「中点連結応用式紙折り法」 〜



突然ではあるが

ハガキか折り紙くらいの大きさの紙を用意してもらいたい。

そして
キチンと「二つ折り」にしてもらいたい。

「正解・・・」

角をキチンとそろえて,折れば良いのである。





では,第2問である。

一枚の紙を,キチンと「三つ折り」にしてもらいたい。
こんなふうにである。


a,b,c の長さが,キチンと同じになるようにである。





今度は,なかなかうまくいかないのである。

a,b,c の長さが,なかなか同じにならなくて
イライラするのである。

しまいには,折り線がグチャグチャになってしまうか

「まあ,だいたい,こんなもんだな」とあきらめてしまいたくなる。


今回のネタは,「紙の三つ折り」である。

「そんなことが出来て,何の役に立つんだ」
という声も聞こえてこないでもない。

しかし,聞こえないフリして,知らん顔で進めるのである。


モノサシで紙の辺の長さを測って,電卓はじいて
モノサシで計り直してシルシをつけて
折っても良いのだが・・・

それでは,なんとなくカッコよくないのである。



そこで,ノートの登場となる。
別にノートでなくてもかまわない。
平行な直線が,同じ間隔で,数本引かれた紙ならOKである。


こんな感じである。





このノートの線の上に,下の図のように
折り紙(又はハガキ)をのせる。

ノートの直線(罫線)の上から4本を使ってもよいし
1本飛びでも2本飛びでもよい。


下の図は,わかりやすくするため
赤くなった4本の直線がカギである。
4本の直線は,ノートの罫線を1本飛ばしにしている。


4本の罫線は,同じ間隔になっていることが大切である。






色紙の上の角を一番上の赤線に合わせる。(上の青い矢印)

次に色紙の下の角を,一番下の赤線に合わせる。(下の青い矢印)

両方の角が,キチンと赤線に接していることを高め,

2本目と3本目の赤線が,紙の辺に交わるところに印をつける。(赤い矢印の部分である)

これで,色紙の辺の3等分ができあがりである。

色紙の反対の辺にも,同じようにして,3等分の印をつけ

あとは折るだけである。





この方法は,実に便利な方法で

ちょいと工夫すると

5等分だろうが,7等分だろうが簡単にできる。

なかなか,オシャレな方法である。

めでたし めでたし

う〜ん,やっぱり何の役にも立ちそうもない・・・

しかし,なんとなく友達に教えたくなるテクニックではある。


  

直線上に配置