第8笑 美味しいインスタントラーメンの作り方
〜メンはシコシコ,サッパリスープ編〜



夜食禁止令を出しておきながら,美味しいラーメンの作り方を伝授する・・・。
「まくべん」は意地悪である。
「まくべん」は「鬼」である。
「まくべん」はダブルスタンダードである。


様々な意見が聞こえて来そうであるが,そこは聞こえないふりして
「まくべん」流「美味しいインスタントラーメンの作り方」である。
夜食ではなく,休日のお昼にでも家族に普段の恩返しもかねて作ってあげると良い。
もっとも,事前に1〜2回はリハーサルした方が賢明である。

キャッチは「メンはシコシコ,サッパリスープ」である。



【事前の準備】
@インスタントラーメンの袋を開け,中身を点検する。

なじみのラーメンなら点検の必要はないが,
初めての商品は要注意である。
食後に「調味オイル」を袋の中から発見すると
何とも言えぬ虚脱感に襲われる。
同時に,袋の裏の「作り方マニュアル」を熟読してもらいたい。



【お湯をわかす】
Aナベにマニュアルより
多めに水を入れコンロにかける。
袋のマニュアルでは500ml程度とされていることが多いが,
水の量は多ければ多いほど良い。
ただ,ナベいっぱいに入れると,煮立ったとき「吹きこぼれ」が発生し
大惨事になるので要注意である。
また
自分で持てなくなるくらいの重量になると,
ゆで上がり後,ナベが持てなくなりパニック状態に陥るので,
これも要注意である。



【お湯がわく間に】
Bスープの袋の切り口を開けておく。

メンのゆで上がり直後は大変忙しい。
秒単位の作業となる。
前もってスープややくみ等の小袋は開けておいた方がよい。

ついでに
ドンブリを用意しておく。



【お湯がわいたら】
Cナベから200mlの程度(約コップ1杯)のお湯をドンプリに注ぐ。

ドンブリを温めておくのである。
お湯の量は半分くらいが目安。ラーメンは温度が命である。
 
また,袋の中に「調味オイル」等の脂系小袋があれば,
ドンブリの下に隠しておくと良い。固まったオイルが柔らかくなる。



【メンをゆでる】
Dメンをゆでる。(その1)

必ず
お湯が沸騰してから,メンを投入する。

最初のうちは,袋のマニュアルの指定時間を守った方がよい。
メンを投入した直後に,お湯の温度が下がる。
よって
火は強火でスタートする。

Eメンをゆでる(その2)
メンの投入直後から,しばらくの間はメンをほぐさない。
じっとガマンである。
早い時期のメンほぐしは
「メンの切断」「スープのにごり」をもたらす。
メンが柔らかくなるまで待つ。

Fメンをゆでる(その3)
お湯の温度が上昇し,グラグラと煮立ち始めたら
火の勢いを弱める。

お湯の表面にできる泡が
盛り上がるか,盛り上がらないか・・・といったところが目安である。

メンを軽く優しくかきまぜる。

※ ここで中火にせず,一煮立ちで少量の水をさし,
二煮立ち〜三煮立ちで火を止めドンブリに・・・という高等テクニックもあるが,
水の量やタイミングの熟練が必要になる。
腕に自信のある人は試してみても良いだろう。
メンのシコシコツルツル感が高まる。

Gメンをゆでる(その4)
仮にマニュアルのゆで時間が3分間としよう。
中火に切り替え,「吹きこぼれ」が無いと確認しても
万一の事態に備え,2分30秒まではナベから目を離さない。
2分30秒になったら,ドンブリの作業に入る。



【ドンブリ作業】
Hドンブリのお湯を捨て,粉末
スープをドンブリに入れる。
この作業は30秒でやってもらいたい。
メンが「ゆですぎ」になってしまう。



【盛りつけ】
Iナベからドンブリにメンを移す。

3分でメンのゆで上がりである。コンロの火を止め,ナベをドンブリのところへ運搬する。

初めはメンは箸でおさえ,流出しないようにし,お湯だけドンブリに移す。
粉末スープとお湯をかき混ぜ,固まりがないようにする。

このとき,
お湯は全部入れない。およそドンブリの底から2〜3p程度が目安である。

Jお湯はストップ,メンを流し込む。

Kメンをドンブリに入れたら,上から再びお湯だけ流し込む。
スープの濃度を調整する。

L最後にメンを軽くかき混ぜる。
スープの濃度にムラがないように調節する。

Mナベに残ったお湯とメンのクズは捨てる。

N調味オイルやスパイスを投入し,できあがりである。


まずはお試しあれ・・・である。



  

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