第64小ネタ 「寝床づくりのタイミング」
〜 準備万端(ばんたん)が「凶」と出る? 〜


勉強と「寝床づくり」
タイミングについて考えてみるのである。

アナタは勉強する前に「寝床」を準備するのか?
それとも
勉強を終えてから「寝床」を準備するのか?
という質問である。

特に勉強部屋で眠る中学生は
関心を持ってもらいたいポイントである。



夜に勉強する場合
どうしても最終的には寝床に入らなければならない。

これは,一つの宿命である。

「寝床に入る」ことがなければ
徹夜して
翌日の朝を迎えることになる。

それは絶対に避けたいトコロである。
徹夜明けの一日は
トンデモナイ一日になるのである。
その悲惨さは一度体験すれば
十分に理解できるのである。



それは,さておき!!

「寝床の準備」に関して
中学生を分類するなら
2種類に分類されるのである。

勉強の前に寝床を用意し
勉強が終わったら
ナンの苦労もなく寝床に潜り込むタイプ


勉強が終わって
ヘトヘトになった頭と身体で
セッセと寝床を準備し
「あ〜!一日もやっと終わったぁ〜」
と言いながら寝床に潜り込むタイプ
である。

少なくとも
勉強しながら同時進行で
寝床の準備をするような
器用な中学生は…多分,存在しないと思うのである。




さて,そんな2つのタイプの中学生であるが
いったい
どちらが
「勉強できるタイプ」なのだろうか?

「え〜! そんなの関係あんの〜??」
と思われる中学生もいることだろう…。

「ある」のである。



ある研究者が
同じくらいの成績の学生を2つのグループに分け
「寝床先取りタイプ」
「寝床後回しタイプ」
2つのスタイルで勉強させてみたのである。

数日間にわたって実験を続け
そして最終日に同じ試験問題を解かせてみた。

すると…
「寝床後回しタイプ」のグループが
優秀な成績を修めた…
というのである。

世の中には
面白い実験を考えつく学者もいるものである。

実験に付き合わされた学生諸君も
大変だだったことだろう…と思うところである。


それは,それとして…

なんと!
効率的に勉強するためには
「寝床後回しタイプ」の方がお勧めらしい…

という結論である。



普通,私たちが生活する上で
だいたいの場合において
「事前の準備」をキチンとするタイプの方が
優秀な成績を修める
傾向がある。

例えば
「時間割は前日のうちに用意する」
とか
「翌日着ていく服を,事前に準備しておく」
とか
「勉強する内容を事前に予習しておく」
とか
「行ったことのない場所に行くのに,下調べをしておく」
とか
「前もって準備しておく…」というのは
とても大切なコトなのである。


しかし…
「寝床の準備」
その
逆の効果が働くらしい。


さて…
「寝床先取りタイプ」の中学生は
早速実験してみる価値がありそうである。



あ・・・
ベッドで寝ている人は
カバーだけでもたたんでおいて
勉強が終わってから広げる…というのは
いかがだろうか。

それから・・・
万年床状態になっている人は
身体的にも精神的にも健康に良くないから
毎日キチンと寝床を片付けるのである。

でなきゃ…変なキノコがはえてくるよ。
アナタの心にね。



  

直線上に配置