第62小ネタ 「机上(きじょう)の照明問題」
〜 最適な照明環境で集中力UP! 〜


人に言われたり指摘されないと
なかなか気づけない問題がある。

実際にやってみて比較すると
「お〜!!」
目から鱗(うろこ)状態になる事柄がある。

「机の上の照明問題」
その一つである。

普段から慣れ親しんだ勉強環境である。
慣れに慣れて慣れすぎているので
自分の机の上の明るさなんて
何かきっかけがないと「問題」にしないのである。

しかし,「問題」に気づいて「改善」をしてみると
「ど〜して,今まで気がつかなかったのでしょう」
半(なか)ば悔しい思いさえすることもある。



それはさておき!

アナタが勉強している机の上の明るさは
はたして十分なのだろうか?
ちょっと点検してもらいたい。

理想的には
最低
2つの光源(照明)が必要と言われる。

一つは…
天井に付いていたり,ぶら下がっている照明である。

部屋全体を明るく照らし出しているハズである。
ただ,この照明は
「部屋全体」を照らす目的で設置されているため
その照明だけで勉強するには明るさが足りないのである。

天井照明の直下(真下)で勉強するのならOKかもしれない。

ただ
天井の中央に付いている天井照明の真下で勉強するということは
部屋の「ど真ん中」に勉強机があることが必要になる。

そのように家具の配置をしている人は
まず「いない」と考えるのである。



そこで
勉強するために十分な明るさを確保するために
机の上に
もう一つ照明が必要になってくるのだ。
「スタンド」と呼ばれる
スポット照明である。

最初から机に備え付けの照明が付いていれば問題ないが
付いていない場合
または,付いていたが外してしまった場合は
別に準備する必要がある。

ホームセンターなどで売っているので
家の人と相談して是非とも購入していただきたいものである。

以上,勉強するのに理想的な照明というのは
部屋全体を照らす天井からの照明
机の上を直接照らす照明の2つを同時に使うことなのだ。



しかし
「なぜ,そこまで照明にこだわるのか?」

そう思われる中学生も多いことだろう。
「机の上のスタンドだけじゃダメなの?」
「2つ付けるなんて電気代がモッタイナイ!」

そんな声も聞こえてきそうである。

家庭の事情でスタンドだけで
勉強しなければイケナイ理由があるのなら仕方がない。

例えば
兄弟姉妹が先に寝ている…
といったケースである。

この場合は「思いやり」から
天井の照明は消さなければならない。

だが,そんな理由が無い場合は
是非とも「2灯式」で勉強した方がヨイのである。



その理由は…
「目に優しいから」
である。

十分とは言えない照明の下で勉強すると
目に大きな負担がかかってしまうのである。

その結果,
「疲れ」が大きくなったり
「集中」が長続きしなかったりと
勉強そのものに影響が出てくる

そしてそれ以上に
「視力が低下する」といった
大問題も発生してくるのだ。

これらの問題は
いきなり大きな症状として現れることはない。

少しずつ少しずつ…
ジワリジワリ…と
アナタを蝕(むしば)んでいくのだ。
気がついた時には「手遅れ」といったこともある。

「勉強が辛(つら)い」
「集中が続かない」
「目が疲れる」
「肩がコル」


そんな症状の原因が
悪い照明環境が原因であることは多いのである。

一度,自分の机の上の照明環境を点検してもらいたい。



パソコンやビデオゲームのやり過ぎは
照明がド〜ノコ〜ノという以上に目に悪い。

何しろ…テレビやモニターの画面は
それ自体が発光しているからである。

「発光」する物体を長時間見続けるというのは
この上なく身体に良くない行為である。

試しに天井の蛍光灯を2〜3秒間程度にらんでみるとヨイ。

目が
ジラジラして
頭が
クラクラしてくるのである。
(ジラジラ・クラクラしない人は要注意である。)
(すぐに眼科での受診をお勧めする。)


あ…それからね。
この実験はあまり長い秒数やらないコト。

夜,眠れなくなったり
本当に眼科に行かなければならなくなったりするからね。
そうなっても「まくべん」は知らないからね!!




  

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