第49中ネタの3 「三者面談の心得 その3」
〜 家庭内三者面談のススメ方 〜


嵐は無事に過ぎ去ってくれただろうか。
過ぎ去った人は,「おめでとう」である。
渦中の人は,「がんばってね」である。



さて
御父上,御母上と成績の共通理解が済んだら
次は「志望校」の共通理解である。

学校から資料が与えられているのなら
その資料を使っても構わないが
「与えられていない」のなら
自分で集めなければならない。



最近ではほとんどの高校がHPを持っている。
(ヒットポイントではない。ホームページである。)
(ゲームのやり過ぎにも注意したいモノである。)


取りあえずは,HP情報を
プリントアウトしておこう。

プリントアウトすることで
情報を比較し,家族で共有できるところが
ポイントである。

更には
HP上で「資料請求は・・・」という項目があれば
必ずチェックしておきたい。

メールや電話による手続きで
高校から資料を送ってもらえるところもある。



また
高校側から提供される情報は
高校の「良いところ」しか書かれていないモノである。
「悪いトコロ」や「困ったコト」は普通,一切書かれていない。

「当たり前」と言えば「当たり前」である。

そこら辺の情報は
「実際に通っている先輩」
「学校や塾の先生」が情報源となる。

普段から,さりげなく
「情報収集活動」に励む必要がある。

まるで秘密諜報部員みたいである。

でも,本物の秘密諜報部員と違って
活動がバレても「消される」心配がないので
その分だけノビノビと活動できそうである。


しかし
しかし
しかぁし

高校の合格発表でアナタの受験番号が
「消される」可能性があることを考えれば
ここはやはり
「真剣」にやらなければならないようである。




受験情報や合格ラインに関する情報は
塾が頼りになる。


塾に通っていない中学生は
公開模試などの結果が有効だろう。

「そんなモン,何もないよ。」
とおっしゃる中学生は
近所の大きめの書店へ出かけよう。
目指す高校に関する受験情報が書かれた本がある。

「近所に適当な書店がない。」
という場合は
休みの日を狙って
電車やバスで街まで出かけよう。

受験は「情報戦」である。
受験情報誌を探すことは,充分に意義アル事なのだ。



さて
そこまで準備できたら
早速,家族会議である。

ただし
いきなり大量の資料の山を前に
家庭内三者面談を始めると
資料の読み合わせだけでも
膨大な時間がかかってしまう。

それを避け,効率的に家庭内三者面談を進めるには
事前に家族に資料を紹介
重要なポイントには付箋などでチェックを入れ
「ココとココのトコロは,○日までに読んでおいてね。」
とお願いしておくと良い。

だいたい,ほとんどの親は
期日までに読むのを忘れるモノである。

そうなると
親は約束を守らなかった負い目から
アナタにとって少しだけ
有利な立場で家庭内三者面談を展開できるかもしれない。
(「悪魔の知恵」である。乱用しないように。)



この家庭内三者面談は
1回や2回では終わらない。

何度も何度も
アナタの志望校について
話し合うことになるだろう。

だが
そのことが,学校での三者面談を
より充実したモノにするのである。

親だって
「腹が据わってくる」のである。



もしも,仮に,万が一
親子の意見が最後まで食い違う場合でも
「親の言い分」「子の言い分」
キチンと整理することができる。

つまり
「問題」がハッキリしてくるのだ。

ハッキリした「問題」なら
担任の先生もアドバイスを与えやすい

それだけ真剣に相談に乗ってくれるワケである。


「問題」がハッキリすることは重要なのだ。

「8−5=?」
と,ハッキリしていると
「3」と答えられるが

「8くらいから5程度を引いたかもぉ〜」
では
「3・・・くらい?かなぁ〜?はは・・・(汗)」と
答えるしかない。
そして,採点する先生も
「正解かもぉ〜」と答えるしかないのである。

(う〜ん,毎度のこと「たとえ」が不適切かもぉ〜。)




さあ,家庭内三者面談・・・

できるだけ早く準備に取りかかった方が
良いようである。

本番の三者面談までは
もうすぐである。


  

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