第49中ネタの2 「三者面談の心得 その2」
〜 家庭内三者面談のススメ 〜


さあ,受験準備の最大の難関
「三者面談」に臨むのである。

「三者面談は国際会議である。」
と書いたが
「国際会議」に臨むには
それなりの
準備が必要である。

先ずは
「同盟国との友好」を確認することである。

あなたにとっての同盟国とは
親(保護者)
である。

保護者が第一の敵対国であっては
「会議での勝利」は望めないのである。

それどころか
「国際会議」の舞台で
ボコボコにされてしまう可能性がある。

国際社会で完全に孤立してしまい
「知らぬフリ」を決め込んで
「富国強兵」の看板を掲げ
「核開発」に励むしかなくなる。

まるで
最近のどこかの国のようであるが
数十年前の私たちの国の姿でもある。



それは,さておき

先生との三者面談に臨む前に
徹底した
家庭内での二者面談・・・
父も母も交えれば
三者面談
祖父や祖母まで巻き込めば
五者面談,七者面談を充実させるべきである。

親子で,よく話し合い
自分の(自分たちの)第一志望校・第二志望校を
決めておくことである。




しかし
突然に家庭内三者面談を開催しても
これまた,うまくはいかないモノである。

家庭内三者面談にも,それなりの準備が必要である。

その準備とは・・・
<準備1> アナタの現在の成績を示す資料
<準備2> アナタが希望する高校についての資料
<準備3> (可能であれば)その高校への合格判定資料(模擬テストなど)
<準備4> 高校受験の仕組みや手続きに関する資料
である。



「準備1」については
今までのテストの結果があれば充分である。

学校の三者面談までに
あなたの成績(実力)を
親に知らしめておく必要がある

のだ。

キチンとした「親」なら
日頃からのアナタの成績を把握していることだろう。

しかし,家事や仕事の忙しさを理由に
学校の三者面談で
「初めて子どもの成績を知る親」
も少なくない。

「え〜! アンタ,こんな成績だったのぉ!!」
三者面談で叫びたくなる
親の気持ちも分からないではないが

「え〜っ! 今まで,お子さんの成績を知らなかったのぉ!!」
と叫びたくなる
担任の先生には更に深く同情するのである。



決して笑い事では済まされないのだ。

だいたいの場合,面談終了後
親子は泣きながら学校から帰ることになる。

アナタにしても親御さんにしても
面談でこんな恥はかきたくないモノである。

こうなると
あとは
担任の言うがママに
進路決定が進められる
ことになる。

絶対に避けたい・・・。



さあ,コレを読んで
少しでも思い当たるフシがあれば
さっそく父上様,母上様に
自分の成績の現状を
「告白」
しておくのだ。

もちろん
父上様,母上様のご機嫌を見計らって
タイミング良く
「告白」
できることを祈っている。


タイミングを誤ると
大変な修羅場になる。

しかし
それはそれで仕方がない。

三者面談に向けて
避けては通れない道である。


覚悟を決めて立ち向かってもらいたい。

「まくべん」としても遠くの
鉄筋コンクリート壁の裏側で
頑丈な鎧カブトに身を包み
両手を会わせて「見守る」のである。

しかし,万が一,力及ばず「見殺し」になったときは
御免なさいである。




そして,次に・・・
と,説明を続けていきたいのだが
中には
「告白」に失敗して
まだ嵐に翻弄されている中学生もいるかもしれない。

しばらく嵐が過ぎ去るのを
待つのである。

過ぎ去らない嵐はないのである。
そして
夜明けの来ない夜もないし
印籠の出てこない水戸黄門もないのである。

あれ? ナンカ変?


  

直線上に配置