第49中ネタの1 「三者面談の心得 その1」
〜三者面談は「国際会議」である〜


11月・・・である。

そろそろ
「三者面談」の季節である。

11月の中旬から12月初旬にかけて
三者面談が計画されているのではないか・・・と思う。
(ハズレだったら御免なさい。)



学校によっては
「三者相談」とか
「進路相談」というところもあるだろう。
(再び・・・ハズレだったら御免なさい。)

アナタと保護者,そして担任の先生と3人で
受験する学校について話し合うイベントである。



「相談」とか「面談」とか名前が付いているので
なんだかソフトな感じを受けるのである。

中には
「受験する高校について先生に相談する機会」
「勘違い」
している中学生がいる。

同時に,
「同じ勘違い」をしている
保護者の皆様もいらっしゃるのである。



「先生,私,どこの高校だったら合格しますか?」

な〜んて
先生に
「相談」するイメージを想像しているのなら
「大誤解」
である。

「三者面談」は,そんな甘いモノではない。
やはり
「面談・相談」
という言葉がイケナイ。

最低でも
「三者会議」
できれば
「三者交渉」
「三者争議」
だったり

悪くすると・・・

「三者バトル」


「三者大戦」
はたまた
「三者ハルマゲドン」
に発展するかな・・・くらいの
感覚で臨んだ方が良いと考える。




「三者面談」で済むのは

日頃の勉強も計画通り進んでいて
定期・実力試験の結果も十分良くて
成績も充分レベルで安定していて
日頃の学校生活で何ら問題がなく
志望する高等学校に成績上位での合格が予想できる。

というような中学生だけである。

そうでない中学生・・・は
(まあ,97%程度の中学生だろうが)
「国際会議」
に臨む総理大臣のような覚悟で
「裁判」に臨む検事や弁護士・裁判官のような覚悟で
「企業買収交渉」に臨む社長のような覚悟で
臨んでもらいたい。



「どうして,そこまで脅かすんですか?」
そんなお声に対して・・・

「三者面談」は
アナタの第一志望校を三者で
「相談する」イベントではない。
アナタの第一志望校を三者で
「確認する会議」なのだ。

先に出てきた
「先生,私,どこの高校だったら合格しますか?」
な〜んて発言は
「大爆笑モノ」なのであり
「絶句モノ」であり
「吉本新悲劇」であるのだ。



本来は・・・

生徒:「ボクは○○高校を受験することにしました。」
親:「私も親として賛成です。」
先生「そうですか。私も○君が○○高校を受験するのは良いと思いますよ。」
先生「では,そういうことで決定(確認)しましょう。」

となるものである。

ただ
「問題がなければ」
のお話である。

「問題があれば」
こうはいかない。

まず,生徒が志望校を決めていない場合が
「困る」

次に,生徒の考えと親の考えが食い違うのが
「もっと困る」

さらに・・・
学校が集めた合格情報と生徒の志望が食い違った場合
「とっても困る」

様々な受験方法(推薦など)に学校が応えらない場合に
「とてつもなく困る」

「困って」しまったら,ワンワンワワンなのである。

「決める」ことさえできなし
「確認する」なんてこともできない。

結果・・・三者面談は「お流れ」になる。

「じゃ,また今度話し合いましょう」

他のことならともかく
受験に関する事柄は,タイムリミットがある。
いつまでも結論を引き延ばすワケにはいかない。

結局,バタバタと十分な納得や共通理解もなく
三者が不満を抱えたまま
アナタの志望校・・・
いや,受験校は決定されてしまうのである。

こんな悲しいことはナイのだ。



だから
「国際会議」に臨む総理大臣のような覚悟が必要であり
そのための
十分な準備や作戦
が必要になるのだ。

というワケで,続きは次話で・・・



追伸

この文を読んで
ちょっと焦りを感じただけでも
「成果あり」である・・・

どうでもいいことではあるが
昔々
「はるまげどん」という言葉初めてを聞いた「まくべん」は
「いったい,どんな丼(どんぶり)なのかなぁ?」
と,ぼんやりと想像したのを覚えている。

改めて意味を知り
再び想像して
「とんでもない丼」が頭に浮かんだものである。

でも,きっとどこかの洒落好きの丼やさんのオヤジさんが
「はるまげ丼」のメニューを掲げているはずである。

一度,食してみたいものである。



  

直線上に配置