第４７小ネタの４　「おいしい睡眠の方法　４」
〜　寝る子が育つ　〜


「おいしい睡眠」のお話も
これで４話目である。

ここまで書いても
「それでも深夜まで勉強しよう」
という中学生もいるので
もう少しダメを押しておこうと思う。



諺（ことわざ）に
「寝る子は育つ」
というモノがある。

昔の人が，アレコレと考えて作った諺だろうと
勝手に考えているが・・・

実は，コレ，大正解なのである。



ちょっと，ややこしいお話になるが・・・

アナタの身体を成長させるための分泌物がある。

一般的に「成長ホルモン」と呼ばれている物質である。

成長ホルモンが直接，アナタの身体を作ることはないが
成長ホルモンが分泌されることで
他の様々な物質が刺激を受けて
骨や肉をドンドン成長させるのである。

「背が高くなりたい」と思って
毎日，大量の牛乳を飲んでいる中学生がいると思う。

「頑丈な骨を作るんだ」と言って
カルシウムたっぷりの食物を
多めに取っている人もいるだろう。

だが，しかし・・・なのである。

それらが，キチンとアナタの身体を作るためには
どうしても「成長ホルモン」が必要なのだ。



特に
人生の中でも最も成長が激しい
中学生，高校生においては
「成長ホルモン」の確保は
とても重要なコトなのである。

しかし
成長ホルモンは
いつでもドンドンと分泌されるワケではない。

なんと，睡眠中・・・
それも「ノンレム睡眠」中に
最も多く分泌されるのである。

よって・・・
「寝る子は育つ」
のであり
「寝るから育つ」
のであって，
「よく寝ない子は，うまく育てない」
ことになってしまうのである。

アナタのカラダは，「眠り」で作られているのだ。

もちろん，「成長」は
「骨」や「肉」だけの話ではない。
「脳」の成長にも影響してくるから大変である。

ホレホレ・・・これでも・・まだ・・・
睡眠時間を削ろうと考えるのだろうか・・・



え？

ナニナニ？

ベッドに入っても
なかなか眠れない・・・って？

夜中に，目が覚めてしまうって？

そうか・・・それは大変である。

「夜も眠れないほどの悩み」
ではなく
「夜，眠れない悩み」
については次話で考えてみよう。

今夜のトコロは
「おやすみなさい」
である。


まだまぁだ，つづく・・・　だろうな・・・