第37小ネタ 「クイズ まくオネア2」
〜 四択問題の反省法 まくべん懺悔のオマケ付き〜



結論から書くのである。

四択問題に関しては

「テストでどう対処したか」

ということより

「テスト反省をどうするか」

が重要である。



前話の〜四択問題対処法〜は
その「前フリ」でしかなかったのである。

その気になって必死に読んだ読者の諸君
ゴメンナサイである。



さて,「四択問題」の「反省法」についてである。

テスト反省に関係する記事で
何度も書いているが

テストが済んで,点数だけ見て
「反省したよ」


というのは「大間違い」である。


「できた問題」,「できなかった問題」を確認し
「できなかった問題」が「できるようになる」まで
復習するのが「テストの反省」である。


賢明な「まくべん読者諸君」には
そんなことは「ジョーシキ」なのである。

賢明でない「まくべん読者諸君」には
何度言っても,多分わかってもらえないので
あとは祈るのみである。



さて,
「四択問題の反省」も同様である。

しかし,「四択問題」の場合はちょっと注意が必要なのだ。

ついつい
「なぜ,これが正解なのか」
だけに目を奪われてしまうからである。

前話で
「四択問題は問題が4題あるようなものだ」
と書いたのである。

よって
この4題を全て復習すべきなのである。



思い出してもらいたい・・・

「間違いには間違いである理由が必ずある」
である。

「なぜ,これが正解なのか」
だけでなく

「なぜ,これは間違いなのか」
を確認するべきなのである。




ここで前回の「クイズ まくオネア」の答をご披露しよう。

次の植物のうち,種ができないモノはどれか・・・。
 A ヒマワリ
 B チューリップ
 C アサガオ
 D ヒガンバナ
であった。

正解は・・・「D」である。

ヒガンバナには「種」はできないのである。
(だが,どんでん返しもある)
(ココまで読んだら必ず最後まで読むように)



難しい言葉で言えば
「ヒガンバナは三倍体なので種はできない」のである。

「え〜知らなかった。テストに出たらどうしよう」
という人は安心するのだ。

中学理科では習わないコトである。
絶対・・・いや,多分,テストには出ない。

ちなみに「三倍体」とは「種なしスイカ」の仲間だと思えばよい。
遺伝子の数に問題があるのだ。
(かなり強引な説明だが,これで勘弁して欲しい)



では,「チューリップには種ができるのか?」

「できる」のである。

チューリップの花の中には
ちゃんと「めしべ」と「おしべ」があり
「受粉」によって「種」がバンバンできる・・・。

「じゃ・・・どうして,チューリップは種まきをしないのだ」

ゴモットモである。

チューリップは確かに球根を植えるのである。

「さあ,どうしてでしょう・・・ほっほっほっほ・・・」

それは,自分で考えてみるのである。
ちゃんとした理由があるのだ。
(ここでは教えない・・・意地悪まくべん)



さて,このように
「なぜ,これは違うと断言できるのか」
それを追求し,きちんと納得することが大切なのである。

一人でヤルのが面倒な場合は
先生に聞けばよい。
「先生,ここはコレでは,どうしてダメなんですか」

同じパターンの問題が
いつか
「言葉を変えて出現したとき」

はたまた,いつか
「記述式で出されたとき」

「やっててヨカッタ」

アナタは必ず思うのである。


「間違いには間違いである理由が必ずある」







ココで脱稿の予定だったのであるが・・・
ある「まくべん」読者からメールをもらったのである。

「ヒガンバナにも種はできます・・・」







そこでリサーチした結果
次のようなことが分かった。

確かに日本に自生している
普通種のヒガンバナには
原則として種はできない。
ただ
まれに種ができることもある。
また
中国のヒガンバナなどは
種をつくり,それで繁殖する・・・。

ゲゲゲのゲ・・・である。


クイズまくオネア・・・
先ずは,
問題が間違っていたのである。

いいかげんな記憶やリサーチで作問するとこうなる。

大いなる反省のもとに問題を作り直すとこうなる。

次の植物のうち,「原則として」種ができないモノはどれか・・・。
A ヒマワリ
B チューリップ
C アサガオ
D 
「日本に自生する普通種の」ヒガンバナ


「まくべん」の検証が足りなかったのである。

それが今回の問題の
「間違いの理由」である。
「間違いには間違いである理由が必ずある」

陳謝するのである。
ごめんなさい。


うっかりまく兵衛・・・

(大汗)


  

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