第29小ネタ 「単位のウンチク 1」
〜 イミフなアルファベットの意味 〜」
長さの単位は [m] (メートル)である。
それは中学生なら誰でも知っている(ハズ)である。
しかし,長さの単位はその他に
[cm] [mm] [km]などがある。
御存知の方も多いと思うが
単位のアルファベットにはそれぞれ意味があるのである。
例えば
[cm] の [c]は,1/100(百分の1)である。
元々は英語の[ c e n t ]から派生したものらしい。
その方法で考えると
[mm] のはじめの [m] は,1/1000(千分の1)を表し
[km] の [k]は,1000倍を表すのである。
重さを表す単位 [g] (グラム)の仲間の
[mg] [kg] の [m] や [k] も同じ意味である。
だったら [cg] (センチグラム)というのがあるのか!
そんな質問を受けそうである。
[cg] があるか無いかは,さておき
[cg] が,1/100グラムを表しているのは正解である。
もっとも一般的には使われないので
あまり使わない方が良いと考えるのである。
体積を表す単位に [ l ] (リットル)があり
その仲間に [dl] (デシリットル)がある。
[d] (デシ)は,1/10(十分の1)を表す記号である。
そこで [dm] (デシメートル)という単位を作ってみた。
これは(1/10メートル)又は(10センチメートル)を表す。
これも普段は使われない単位なので
使わない方が身のためである。
そんな感じで [m] や [c] や [d] や [k] が使われているのである。
学校では習わないが,他にも面白い記号がある。
[n] や [M] や [G] や [T]で ある。
[n](ナノ)は,1/1,000,000,000(10億分の1)
[M](メガ)は,1,000,000倍
[G](ギガ)は,1,000,000,000倍
[T](テラ)は,1,000,000,000,000倍
の意味である。
だから,[1Tm] は1兆メートルとなる。
一度,自分で表を作ってみると良いだろう。
「10デシリットルが1リットルで・・・」
と必死に丸暗記していたものが
スッキリ整理できるに違いない。
それにしても,しかしデアル。
昔,初めて買った
「外付けハードディスク」の容量は
20Mb(メガバイト)だった。
4〜5万円はしたと思う。
テクノロジーの進化は
嬉しくもあり
悲しくもある。