第23小ネタ 「小さな文具の大きなチカラ6
〜 暗記ペンの使い方 〜


今回の文具は「暗記ペン」である。

教科書や問題集の暗記しなければならない部分に
赤や緑のマーカーを塗る。

上から緑や赤のシートをかぶせると
マーカーで塗った部分が「消える」といった具合である。

中学生や受験生にとっては,あまりにメジャーな文具なので
今さら紹介するまでもないと考えたのだが
「ひょっとして,知らない中学生もいるのではないだろうか」と考え
一応は紹介しておくことにした次第である。


「暗記ペン」には様々な種類の商品が出回っているが
やはり,スタンダードは老舗の文具メーカー「ゼブラ」から出ている
「チェックペン」である。




こちらは,「赤セット」と「緑セット」がある。
両方とも,カラーマーカー1本と,後で消すための「消しペン」1本
そして,カラーシートが1枚のセットになっている。

ペンやシートをバラ売りしているのもウレシイ。



先ずは,教科書や問題集の「暗記したい部分」にマーカーで着色する。
他のマーカに比べ,少し色が暗めになっているのである。




次に,赤のシートをかぶせる。
あららら不思議・・・マークした部分が消えてしまうのである。



暗記が完了したり,何らかの理由でマークした部分を消したいときには
「消しペン」を使うと良い。
「キレイサッパリ」とはいかないが,
マーカーの色が消えてしまうのである。



ゼブラ社は,この手の商品開発が得意なようで
下のような,修正テープ式のマーカーも販売している。


なかなかカッコイイデザインではあるが,
テープの切れが,もうひとつで
まくべんとしては,あまり使い勝手が良くなかったのである。




これらの暗記グッズは,使い方次第で効果的な暗記学習ができる。
逆に,使い方を間違えば,とんでもなく逆効果になる。
「暗記した気分」になってしまい,テストのときに役に立たないのである。

では,正しく使うための注意点をいくつか紹介しよう。

1 先ずは,「どこにマークするのか」である。

「これも大事」「あれも大事」と,教科書に手当たり次第にマークすると
「●●は●●によって●●された●●である。」なんてことになる。
これでは暗記しようにも,全く意味不明の文章になってしまうのである。

マークする項目は,ホントに大事なとことに限定すべきである。
自分で決められないなら,先生や友達に相談して決めるべきである。


2 次に「暗記ペン」だけにたよってはイケナイということである。


大切なことを暗記する場合は
必ず,声に出し手で書いて覚えるべきである。
それが十分になされていて
最終的に暗記ペンによるチェックをするのである。

教科書にマークし,シートをかぶせ,
数回繰り返し見て暗記するだけの暗記学習をしているのなら
要注意である。

そのときは「なんとなく覚えた気分」になってしまうが
テストのときには役に立たない。

仮に役にたったとしても,そのテスト限定であって
以後の勉強やテストのときにはすっかり忘れていることが多いのである。

「暗記ペン」学習は必ず「書く」活動を取り入れてもらいたい。




それにしても「消しペン」は面白いグッズである。
白い紙に消しペンだけで文字を書き
後で,マーカーで,その部分を塗ると
白い文字が浮かび上がってくる。

まるでスパイ大作戦である。
今は「ミッション・インポッシブル」と言うらしい・・・

そういえば,随分昔,スパイ手帳というオモチャの手帳があった。

あのころの小・中学生は本気でスパイになりたいと思っていたようである。

「まくべん」も,その1人であったことは,永遠のヒミツである。


チェックペン,チェック消しペン,チェックセットは
ゼブラ社の登録商標である。
スパイ手帳は・・・確か・・・サンスター社だったなか・・・である


  

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