第20小ネタ 小さな文具の大きな力5
〜 粘着メモ用紙編 〜
「粘着メモ」なんとも耳慣れない言葉である。
「付箋」と言えばわかってもらえるだろうか。
「タックメモ」とか「ポスト・イット」という商品名ではどうだろうか。
早い話が「ノリのついたメモ用紙」なのである。
会社や家庭で,「忘れちゃいけない,ちょっとしたコト」を
メモして,本や書類の上にペタリと張るのである。
中には,パソコンのモニタの画面にペタリとやるオジサンもいるのである。
「まくべん」は何回か粘着メモに占領されてしまったモニタを見たことがある。
「これでパソコンが使えるんですか」
我ながらマヌケな質問である。
「イヤ,使わないから掲示板代わりに使ってるんだ。」
かなりの強者(ツワモノ)オヤジであった。
家庭では,よく冷蔵庫の扉が粘着メモの犠牲になる。
学校や幼稚園の行事,町内会の会合に関するメモがあふれていることがある。
メモの上からメモを貼るので,何がなんだかわからなくなり
巨大なミノムシ状態になっている冷蔵庫君もいたりする。
まだ,この目で見たことはないが,広い日本である。
どこにきっと冷蔵庫ミノムシは存在するハズである。
それはさておき
この粘着メモ用紙君
勉強グッズとしてもなかなかスグレモノである。
「貼ってはがせる」ところがミソなのだ。
サイズも色々,カラーも色々あるから,さらに嬉しくなる。
先ずは小さいサイズから活用法を紹介しよう。
@しおりとして使う。
これは説明無しで良いだろう。
(といいつつも,ついつい説明してしまうのである)
教科書やノートのしおりである。
普通のしおりと違って,落とすことがないので安心である。
A目印として使う。
辞書や資料集,参考書を使って調べ学習をしているときに
どうしても複数のページを行ったり来たりしながら
調べなければならないことがある。
ページをメモしたり,他の何かを挟んだりしていても
しまいには何がナンダかわからなくなることもある。
そんなときに,目印として関係あるページのスミに貼っておくのである。
これで,ずいぶんと調べ学習が楽になるのだ。
B書き込みのできない本にメモする。
図書館の本や友達から借りた本
自分の貴重な本には書き込みができないものである。
(正確には「できない」ではなく「してはいけない」である)
そんなとき,ペタリと貼ってメモできるのである。
もちろん,用が済んだらはがしておくのである。
大事なメモは,はがして自分のノートに貼っておくこともできる。
C暗記カードとして使う。
メモの表に問題,裏に答。何回も使って単語などを覚える。
覚えたメモは別のノートやメモ帳に貼っておけば,後で復習に使える。
どうしても覚えられない手強い単語などは
ふだん持ち歩く手帳やパスケースに貼っておけば
いつでもどこでも勉強できる。
Dマスク(目隠し)として使う。
ノートの重要事項,暗記事項の上に貼り,目隠しとして使う。
覚えられない場合は,チラリとめくって見るのである。
この場合,ハサミで切って大きさを調整する必要がある。
次は大きなサイズの活用法である。
大きいモノ7cm×12cm程度の大きさなので
お部屋のインテリアとして活用できる。
インテリアと言っても暗記カードのことである。
貼ってはがせる特徴を利用して
壁にペタペタ貼ればよいのである。
ザラついた壁,ぬれた壁以外なら,どこでもOKである。
こちらも「覚えにくいモノ」を重点的に貼っていくことをお勧めする。
「ベン勉」でも紹介したが,トイレは絶好の暗記スペースである。
家族の人に相談して,是非アナタの暗記コーナーを
作らせてもらうのである。
「タックメモ」はKOKUYOさんの商品名です。
「ポスト・イット」は3Mさんの商品名です。