第19小ネタ 小さな文具の大きな力4
〜 京大式カードの出番である 〜


「京大式カード」なるものがある。
「京大カード」と言う場合もある。

文具屋さんで売っているが,
文具屋の店員さんによっては「知りません」という人もいる。

その時は
「B6の大きさで,ファイル用の穴が2つ開いたメモ用紙です。」と言えばよい。

それでもわからない場合は商品名を言うしかない。

ちなみに「まくべん」愛用の京大式カードは
マルマン株式会社製の「LOOSE LEAF2(厚口)」である。
50枚入って200円である。



罫線の入った物や罫線が無い物など数種類が販売されているのである。

店員さんが,もしも「B6って何ですか」と聞き返したら
その文具屋さんでは買い物をしない方が賢明である。



さて,「京大式カード」の簡単な説明である。

もともとは大学生や社会人が試験や資格を取るために勉強に使ったり
会社や役所で様々な
データを整理するために活用されているカードである。

ノートと違って,

「小さく持ち運びが楽」
「並び替えられる」
「グループごとに整理できる」
「バスや電車の中でも場所をとらず勉強できる」


という長所がある。

逆に短所もある。

「小さいので1ページにたくさん書けない」
「ある程度たまると整理しなければならない」
「ページを無くしてしまうことがある」


などである。

特に整理整とんが苦手な人は,要注意である。



そんなこんな長所・短所から
「京大式カード」は,「まとめや整理」が必要な教科

すなわち
「理科」や「社会科」で活用することをお勧めしたい。

もちろん気に入れば,他の教科でも利用できるのである。

「京大式カード」でサブノートを作るのである。

毎日の授業ごとに作ってもかまわないが
特に定期テスト前に
勉強したことの整理をかねて作ると効果的である。



では,作り方を紹介しよう。


といっても・・・教科書やノートに書かれたことから
大切なことや,自分が覚えていない事を書き出すだけである。

ゴチャゴチャ書いても意味不明になるので,サンプルを紹介する。
決して優秀なサンプルではないが勘弁してもらいたい。



サブノートは他の人に見せるモノではないので,
文字は
自分が読める程度で結構である。
ていねいにキレイに書く必要はない。

また,自分が覚えていること,知っていることも書く必要は無い。

「これだけは覚えなきゃ」
「これは今は覚えているけど,後で忘れそうだ」

そんなものに限定して整理していくのである。



また,1枚のカードにたくさんの情報を書き込まないことである。

後でバラして
整理し直すこともあるので,
大長編連載漫画ではなく
短編読み切り漫画の感覚で作っていく方が便利である。

カードの上や端の部分に,教科や題材別に
マーカーで色づけすると
後で整理がしやすくなる。



作ったカードは,下のようにリングかファイルでとじておくのだ。





覚えたカードは,リングから外して,別のリングに移していく手もある。



出来上がったカードは,デキルだけ持ち歩くのである。

休み時間や,バスを待つ時間など,ちょっとしたスキマ時間に
とても効果的な勉強ができるのである。

先ずは試してみられたい。


おまけに,「大学生になった気分」も味わえるのである。


  

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