第12小ネタ 歩く速さと脳の働きの関係
〜さっさと歩いて脳ミソすっきり〜



ずいぶん以前に読んだか聞いたか話である。
ある高校の野球部の監督さんの話である。
甲子園で優勝経験のある監督さんなのだが,
ホントに昔の話で,名前は忘れてしまったのである。
(申し訳ない・・・)
お話のインパクトが強かったため,
内容だけは覚えている次第なのだ。
だいたいこんな内容だった。



毎年春になると,新入部員が大勢入ってくる。

その監督さんは野球部入部のオリエンテーションで
1年生と一緒に軽い運動をして汗を流すそうである。

そのとき決まって監督さんがチェックする事柄がある。
それは,
将来,大きく伸びるか伸びないかの見きわめに
大きな影響を与えること
なのだ。

走力か?

投力か?

打撃力か?

諸君なら新入部員の何を観察するだろうか。



実は
「普通に歩く速さ」なのである。

「よ〜いドン」で一気に速く走る力ではない。

運動の途中で,
A地点からB地点へ普通に移動するときの
普通の「歩く速さ」である。

監督さんの話だと,
「歩く速さは,アタマの良さ(運動神経も含む)と深い関係がある」
とのこと。

監督さんは大脳生理学者ではない。
多分,長年,たくさんの選手を育ててきた経験から
それをつきとめたのであろう。

それにしても,新入部員はカワイソウである。

そんなこととは夢にも思わず
運動しているときは全員がベストをつくして
レギュラー目指して
自分をアピールしている。

そして,移動のときは・・・
普段,自分が歩く普通のスピードで歩いていることだろう。
見事にスキだらけ状態を観察されているのである。



実はコレ,脳の研究でも同じ事が言えるのだそうだ。
(そうだ・・・というのは,まだ「まくべん」が確認していないのである)

「歩く速さは脳の働きと関係が深い」
また
「歩く速さを意識して速くすることで,
脳を活性化(元気にすること)できる」らしいのである。

多分,諸君もいろいろと思いつくだろうと思う。
「あいつなかなかデキルなぁ」と感じたヤツは,
ダラダラ歩かないのである。
逆もまた真なり(かな?)である。



さらに「まくべん」流に過激に言うなら,
「デキルやつ」は服装もスキがないのである。

ダラシナ系,ゆるゆる系の衣装に身を包み
テレテレと歩いている人に
「むむっ,オヌシなかなかやるな!」
と感じる人はあまりいないのである。

もっとも,ダラダラ,テレテレで
実は抜群の知識と教養を持っている人は
それはそれでカッコイイのであるが,

ダラダラ,テレテレ系で,中身もカラッポだったら
目も当てられないのである。

諸君!
とりあえずは
「身なりを整え,さっさと歩こう」なのである。
こうした日々の地道な努力が,
明日の明るい「脳」を作り出すのだ。

「まくべん」は人を見た目でも判断するのである。



  

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