第18GO! 「受験の結果をどう受け止めるか」
〜 合格と不合格の間で 〜


こんなに重たい漢字3文字はなかなかない。

まずは,誰も見ていないところで
思いっきり泣いて過ごしたいモノである。


部屋に閉じこもり
カーテンを閉め
音楽をガンガンかけながら
誰にも知られず
大声で泣き通したいモノである。

だが,待て!

泣く前に1つだけ手続きを終わらせておきたい。



それは

「いつまで泣いて過ごすのか」を
決めておくことである。


ダメージが深刻な場合は1週間か?

次の受験が迫っている場合は3日間か?

「いやいや,そんなにのんびりしていられない」
そう思ったら24時間か?

「とんでもない勉強しなきゃ」
と感じたら3時間か?


気分が晴れるまで泣き通す時間は,人様々である。

自分の精神状態や今後の日程を考慮し

「泣いて過ごす時間」を決定してもらいたい。

決まったら・・・
さあ,大声で泣き通すのだ。


心に少しユトリがある場合は
事前にドリンクやスナックを準備しておくと
長期戦の場合,部屋を出る回数が少なくてすむ。



なんだか小馬鹿にしているように感じるかもしれないが

とんでもないのである。

傷ついた時には「落ち込み」は必要である。

傷ついた状態で,それでも歯を食いしばり
全力で危機を突破できる人間なんて
そうザラにはいないのである。

ただし
「落ち込み」は
無計画に突入すると
永遠に継続する恐れがある。

そうなってしまうと
以後の展開が泥沼化してしまうのである。

少々苦しくても
自分の中で「落ち込み期間」を設定するというのは
自己啓発法の基本である。


ダメージから早く回復するための立派な手段なのである。



それは,さておき。

気分が回復したら・・・
是非ともやってもらいたいコトがある。

「次は絶対に逃がさない」
という決意である。



今までの自分の勉強をふり返り

時間が足りなければ時間を増やし

集中できなければ集中する工夫をし

テレビの時間を極限まで削り

勉強の邪魔になる物体を身のまわりから遠ざけ

机の上を整理し

壁の貼り紙を貼り直す。

次は絶対に逃がさない



それから大事なコトは

不合格になった学校に対して
キレイサッパリに未練を捨てることだ。


「私を不合格にするなんで,なんてヒドイ学校だぁ!」
「そんな理解のない学校なんて,コッチからお断りだぁ!」


それくらいのコトは考えて良い。

でないと,いつまでも
「あ〜すれば良かった」
「こ〜答えておけばよかった」
「いいなぁ〜うかった人は・・・」
「私だけが不幸だわ・・・」

という気分にとらわれて
なかなか全力で
再起動することができないのである。

言ってやってよい。

「ばぁ〜か,ばぁ〜か,おまえのかあちゃん,DEBESO〜〜!」



ここまでくれば
再起動に必要なエネルギーが十分に充填されてくるハズだ。

さあ,顔を上げて前を見るのだ。

これから始めるのは「努力」ではない。
弩力である。
(あ・・・辞書には載ってないからね)
(まくべん造語だからね・・・試験で答えに書かないでね)


そして・・・
リベンジの始まりでもある。


May the Makuben be with you !

(まくべんと共にあらんことを!)

ちなみにこれも
May the force be with you !
(フォースと共にあらんことを)のパクリだからねぇ。





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