第15GO! 「面接の作法(基本編)その1」
〜 あ〜,なんだか不安だ・・・という人に 〜


しかし,なんである。
面接の作法についてのご要望が多い。

やはり,初めての「面接」なので
受験生諸君もイロイロ気をもんでいるらしい。

「第11GO!」で
「面接の直前に学校の先生が教えてくれる程度で十分である。」
と書いた。

しかし「ど〜しても」というご要望もある。
「まくべん」としては無視できない・・・。

そこで
面接編の番外編(付録か?)として
基本的な面接のマナーを紹介するのである。



【 面接試験の礼儀作法 】


@ 控室で待つ

多くの場合
面接本番まで控室で待たされる。

しかし
「控室の段階から面接は始まっている」と考えた方が良さそうだ。

ここでのポイントは
「待っている時間の使い方」である。

もちろん
この時間を利用して
「身なりのチェック」は完了しておきたい。

ボタンやホックのハズレ
リボンやネクタイの型くずれ等である。

名札や頭髪は
この期に及んで点検をしても
仮に「問題」があった場合,もうどうしようもない。

これらのチェックは家を出る前までに
済ませておかなければならない。



ただ,頭髪(髪型)は,家を出る前にチェックして
「ちょっと長いかな・・・」と感じても
スグにはどうにもならない。

せめて2〜3日前には
床屋さんや美容院で
ごく常識的に整えておきたい。




面接官の質問にどう答えるのか。

そういったシミュレーションをするのにも有効である。

事前に予想質問をメモしておき
目を閉じて,自分が答えている様子を想像すると良い。




面接の中に
「口頭試問」がある学校は
各教科の要点をまとめたノートなどで復習するのも効果的である。

そのことで「点数がアップ」する・・・とは言わないが
長い待ち時間を退屈せずに過ごせる。

また,「さっき見た部分」が
出される可能性もゼロとは言えないのである。



本を読む・・・という手もあるが
これは,あまりオススメできない。

ヘタすると物語にハマリ込んで
現実復帰のタイミングを失う可能性もある。

さらに,新聞などを広げるのは言語道断である。
少しは他人の迷惑も考えたい。

もうひとつ,付け加えるなら
「ともだち」とのオシャベリも控えた方が良い。



A ドアを開ける

名前か受験番号を呼ばれ
いよいよ面接会場に移動する。

ドアが閉まっている場合はノックをしたい。

「コンコン」と2〜3回が好ましい。

ただ,
ノックをしたら,必ず「ドアの向こう側」に集中しよう

ウッカリすると,「ド〜ゾ」という声を聞き逃してしまう。



「ド〜ゾ」と声がしたら,
ドアを開けて「失礼します」である。

入口で軽く会釈をして,部屋の中へ入る。


普通
自分で開けたドアは,自分で閉めなければならない。
「回れ右」をして,ドアを閉めよう。

このとき,「後ろ手」でドアを閉めるのは
マナー違反である。



B イスの横に立つ

ドアを閉めたら
「自分が座るんだな」と思われる
イスのところまで進もう。

だいたい
イスの横に立つのが正解である。



C 正式なあいさつをする

イスの横に直立したら,改めて
「礼」をする。

このとき
「お願いします」と言葉を添えてもよろしい。

試験場によっては,この場で名前や受験番号を言わせるところもある。
事前の注意を聞き逃さないようにしたい。



D イスに座る

ジッと立っていると,必ず面接官が言うのである。
「どうぞ,お座りなさい」又は「おかけください」
それまで
着席はガマンである。



E イスの座り方

足を投げ出したりしない。
足を組むのは論外。

男性の場合,手は軽く握り拳でヒザの上。
 女性の場合,両手を軽く重ねて両太股の間に置く。



F 視線は面接官へ

視線は面接官を見つめていたい。

 なんだかテレる場合は,ネクタイの結び目くらいを見ると良い。

さあ,質問の始まりである・・・。



つづくぅ



  

直線上に配置