第11GO! 「面接会場でのマナーと心得」
〜面接官はプロである〜


面接会場の控室で待っているアナタ・・・。

実に長い時間を待たされる。

運良く,早めの受験番号をもらって
真っ先に面接会場へ呼ばれる人でも
やはり
待っている時間は恐ろしく長く感じるモノである。



さて,いよいよ,その時が来た・・・。

アナタの名前(番号)が呼ばれ
控室から面接室へ移動である。

緊張感が徐々に高まり,心臓は
クして来るのである。

いったい・・・どうすればよいのか・・・。

次第にアタマがパニックになり

意識が薄れていく・・・

私はダレ? ココはドコ??

(そこまでは,いかないか!)



さて,それはさておき

今回のテーマは
面接の臨む心構えマナーである。

普段,礼儀作法など,全く意識したことがない中学生である。
(おや?それは,ちと言い過ぎだったか?)

しかし
正しいノックの仕方やドアの開け方は知らないだろう。

ドアを開けて
それからどうしたら良いのかわかるだろうか。

どのタイミングで自分が座るであろうイスの所まで行き

何をきっかけにイスに座るか・・・まではわからないのである。

面接官への挨拶の仕方や

頭を下げる角度

声の出し方

視線






わっはっはっはっはぁ〜〜



中学生だから,当たり前なのである。


そのような礼儀作法を完璧にこなす中学生がいたら
ハッキリ言って「ちょっと引いてしまう」のである。

上に書かれた礼儀作法に係わる事柄は

面接の直前に
「学校の先生」が教えてくれる程度で十分である。

中には「かなりアヤシイ礼儀作法」を教えている先生もいるのだが
それはそれで,特に問題はないのである。
(面接試験に限って言えば・・・である)

高等学校の面接試験は
アナタの礼儀作法のレベルを調べる(採点する)わけではないのだ。


むしろ,アナタの
「性格」「やる気」「考え」を知り

アナタという人間が,
この高校にふさわしいかどうか・・・を
判断しようと努力する場所なのである。


ノックを忘れたくらいで

会釈をしなかったくらいで

勝手にイスに座ったからといって

それが原因で「不合格」になるようなことは無いのである。

もっとも受験しようとしている学校が
「日本礼儀作法研究所附属高等学校」なら話は別である。

そして
「就職試験」の場合も話は別である。

その場合は,確実に・・・

「落ちる」




話をもどそう。

先ずは学校の先生が教えてくれるままに
行動できるように練習してもらいたい。

実際にドアの前に立って
身体を動かしながら練習すると効果的である。

そして,以下のコトを心がけて欲しい。
(ココから先が重要である)



その1

「返事」「あいさつ」「質問の答え」は
ハキハキと・・・である。


かといって,バカでかい声は禁物である。
軍隊の面接ではないのである。

目標とするイメージは
「爽やか(さわやか)」
である。



その2

「相手の目で始まり,相手の目で終わる」


例えば「会釈」するとき
先ずは一度,相手の目を見てから頭を下げる。
頭を上げたら,一瞬でイイから相手の目を見る。

質問に答えるときも同じである。

しゃべる前に一度,面接官の目を見る。
途中は視線をそらしてもかまわないが
しゃべり終わりには,必ず一度相手の目を見て終わる。



その3

「緊張しても心配するな」である。

面接室に入るまでは,恐ろしいほど緊張していると思う。

しかし
面接が始まると緊張はとけてくるから安心してもらいたい。

なぜなら,面接官は
プロだからである。

コチコチに緊張した中学生から
色々な意見や答を引き出すことはできない。
そんなことは百も承知である。


面接官は,いろいろな前フリで
アナタの緊張を解きほぐしてくれるのである。


ただ,「アマちゃん」の面接官なら最悪である。

イスに座らせるなり
「本校を希望した理由を3分間で述べよ」
なんて事になってしまう。

そんな時は
『なんだよ〜アマちゃんかよ〜ハズレだな〜』
と心の中でため息をつくと良い。
(間違っても声に出さないように・・・)
(そんな場合の結末は火を見るよりも明らかである。)


そして
「すみません,とても緊張しています。少し考える時間をください。」

そう言って
深呼吸をしてから頭の中を整理すれば良いのである。
心にユトリが出てくる。

向こうが「アマちゃん」なら
こちらが「プロ」になるしかないのである。



あ・・・言うまでもないことだが
「その高校を志望した動機」
「高校で勉強したいこと」
「中学時代,自分が頑張ったこと」
「将来の夢や希望」

・・・
事前に予想される質問に対する答くらい
ちゃんと準備しておくのである。

では,「プロ」の面接官との出会いをお祈りするのである。




  

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