第9GO! 「受験と身だしなみ」(服装編?・・・いや,服装変!)


「身だしなみ」とは何か。

相も変わらず,いつものパターンで辞書を引いてみる。

(1)容姿,服装,言葉遣い,態度などに対する心がけ。
(2)心がけとして教養・技芸などを身につけていること。

とある。(三省堂 大辞林より)

なるほど,「身だしなみ」とは,「心がけ」がポイントであるらしい。



そう言えば,拙者が小さい頃に
「人を見た目で判断してはイケマセン」
と,よく注意されたものである。
(いつからサムライになったのだ?)

「ボロの服を着ているから,あの人はきっと貧しい人だ」
とか
「高級外車に乗っているから,あの人は立派な人だ」
とか判断するのはヨクナイという考え方である。

正しい考え方である。



だからと言って

アナタが受験に
「好ましくない格好」をしていても
「なんだ,あの生徒は・・・」
「いやいや,人を見た目で判断してはイケナイ」
「ひょっとして,もの凄い秀才かもしれない」
「いや,きっとそうだ,あんな格好で我々を油断させているのだ」

な〜んて考えてくれる・・・・ワケがないのである。


「アナタが人を見るときに,見た目で人を判断してはいけない」
のであって,
「人がアナタを見るときは,見た目で判断される可能性が大きい」
ことを知っておきべきである。

特に「キチンとしなければならないとき」に
「キチントできない」のは,それだけでOUTである。


最近では「人は見た目が9割」という本も出版され
とんでもないくらいに売れているのである。
「竿竹屋」も真っ青である。



それは,さておき!

悲しいかな
「人は見た目で判断する」のである。

よって,先ほどの「受験に好ましくない格好」の場合
「ナンダ,あの生徒は・・・?」
「どこの中学校だ?」
「まさか,本校を受験しにやって来たんじゃあるまいな・・・」
「名前をチェックしておいた方が良さそうだな」
「あんな常識のない生徒を合格させたら,本校はオワリだ・・・」

な〜んて考えてしまうのである。


ぜひとも「受験にふさわしい格好」をしてもらいたいのである。



では,「受験にふさわしい格好」とはドンナンカ・・・である。

制服がある中学は,絶対に制服着用である。

それも,ごく標準型に徹するべし。

何らかの理由で,制服に整形,またはプチ整形を施している場合
即刻,
原型復帰に努力すべきである。


標準にほど遠く短い(長い)制服の上着

標準とは思えないボタン類

ヨレヨレのネクタイやリボン

折り曲げたり切りつめたスカートの裾

制服裏地の虎や竜の刺繍(ししゅう)は言うに及ばず

「標準」から考えて「おや?」とか「あれ?」と感じるモノは

全て排除すべきである。




靴や靴下にも注意してもらいたい。

「え〜・・・そんなのワカンナイ!!」
という中学生は自分の学校の
「生徒手帳」や「生活のしおり」を読めば良い。

「そんなもの,ナイモン!」
と言う場合には・・・

「これで受験する」といった服装で
一度,学級担任や生活指導の先生を訪ねてみると良い。

すぐに丁寧に指導してくれるハズである。



ここでの基本的な考え方は

「アナタが常識と感じるか」ではない。

「世間様(高校側)が常識的だと認めてくれるか」

である。



あ・・・

髪型も十分に気をつけてもらいたい。

ピアスもちゃんと外して,穴も埋めておくべきである。

せっかく伸ばした,オシャレな爪も

マスカラも

鼻輪も

ド○フのコントの爆発のような,そのアフロも

思わず腰を振りたくなるようなHGな衣装も・・・


全て
,原型復帰だぁフォォォォ〜〜〜!!

・・・・

・・・

・・




ウォッホン!



・・

・・・

「何言ってんだい,これはアタイの個性だ」

「これだけは絶対にユズレない!!!」


そんな言葉が聞こえてきそうである。




ズバリゆ〜わよ〜

そんなウワベのオシャレなんか,個性でもナンでもない。

それが,ホントにアナタの「個性」と言うのなら・・・

なんてチープな個性だ・・・

と「まくべん」は思う。



悪いことは言わない・・・

そんな人は
高校なんかへ行かずに

卒業したらスグに就職した方が良い。

その個性のままで
厳しい実社会に飛び出して
自分の小ささを思い知った方が
よほど有意義である。

そして,ホントに学びたくなったら

改めて高校を受験すれば良いだけのことである。

一見遠回りのようだが
長い人生から考えると
その方が近道である。



あれ・・・ぇ?


モノマネしているうちに
お話が逸(そ)れたのである。



そんなコトもある。


コホン!




  

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