第6GO! テキスト劇場 「答案は日本語で書け」
ま:「お〜い,やぁ〜まだ!」
山:「はい,先生! なんでしょうか?」
ま:「ほら,このあいだのテストの答案用紙である」
山:「あ・・・先生! ボク,結構イケてたでしょう?」
ま:「イケてたでしょう・・・とな」「なんだ,この答案用紙は!!」
山:「結構,自信あるんですよ」
山:「家に帰って自己採点したら・・・100点かなぁ〜って」
ま:「ど〜こが100点だ。<1>と<0>が足りないのである」
山:「え? 10点足りないんですか,じゃ90点?」
ま:「ぶぁ〜〜かもん!! <0点>なのだ!!」
山:「え??先生,冗談はナシですよ〜」
ま:「どこが冗談なものか。ホレ!!」
山:「あっ・・・・! ホントだ!」
ま:「・・・・・・」
山:「でも,先生,これオカシイデスヨ」
ま:「どこが?」
山:「だって,1番の正解は,たしか<ア>ですよね。合ってるのに」
ま:「おまえは<ア>って書いてるのか?」
山:「はい・・・ホラ・・・」
ま:「ほっほ〜う,お前の国では,その文字を<ア>と読むのか〜」
山:「・・・・(汗)」
ま:「すまんな・・・少なくともこの国では,その文字は<ア>と読まない・・・」
山:「でも,なんとなく<ア>って感じがしませんかぁ」
ま:「う〜む・・・なんとなくはな・・・しかし,バ〜ツである!」
山:「うう・・・でも,この2番は<イ>って読めま・・・」
山:「・・・せんよね。やっぱり・・・(涙)」
ま:「そういうこと・・・である!」
山:「すると,この3番の・・・(泣)」
山:「この4番の・・・・(大泣)」
山:「この5番の・・・・(号泣)」
ま:「ふむふむ・・・つまり,そういうことだ・・・」
ま:「これからな,十分,気をつけるのである!!」
と,まあ,ちょっとはドラマチックな話の入りである。
まるで,ショートコントの世界であるが
あなたも十分に答案用紙の文字には気をつけてもらいたい。
答案用紙に書いた文字は
採点者が正しく読み取れなければ,何にもならないのである。
いくらアナタが「これはアです」と主張したところで
その主張は採点者に届かないのである。
目の前で採点してくれたら,それも可能だが
受験者の苦情を受け付けながら採点する高校など聞いたことがない。
つまり,文字は正確に書く必要があるのだ。
決して,ヒトリヨガリで書いてはイケナイのである。
特に「記号」や「数字」には注意したい。
今,文字を乱雑に書くクセのある人は
自分の文字を再点検するべきである。
タダでさえプレッシャーがかかり
時間との勝負を要求される「受験」である。
普段より文字が「乱雑」になることは十分あり得るのである。
自分の今までの答案用紙やノートを見て
下のような「文字?」を見つけたら要注意である。
<1>か<7>か・・・ビミョ〜である。
電卓じゃあるまいし,これで<4>と読むのは苦しい・・・。
<0>なのか・・・<6>なのか・・・である。
問題には正しい日本語で答えるべきである。
(もちろん,アルファベットも正しく書くのである)
「ビミョ〜な文字」では「ビミョ〜な結果」が出ると覚悟しておくのだ。