第5GO! 「消しゴム,コロリン,スットントンにならないために」


あまりにも当たり前で
書いている方も
「ここまで書かなければならないのかっ!」
と,悩みながら書いているのである。
(正直な気持ちである)

しかし
やはり書いておかなければ心配である。

コレを知らずに
当日パニックに陥る受験生がいるかも・・・
と思うと,胸が痛むのである。

今回の話題は「試験会場に持ち込む文房具」である



先ずは,「鉛筆君」又は「シャープ君」である。

必ず,使い慣(な)れているモノを使ってほしい。

日頃,鉛筆を使い慣れている人は「鉛筆君」を
シャープ派の人は「シャープ君」である。

「鉛筆君」の場合は
これまた日頃使い慣れた品物を,
1ダースは準備したい。

もちろん,
「鉛筆削り君」も同伴である。

「え〜・・・そんなにタクサン?」

そう思う受験生もいるだろうが
試験中は「何が起こるかワカラナイ」のである。

緊張のあまり,筆圧(書く力)が強くなり
鉛筆の芯がポキポキ折れるかもしれない。

筆箱を,うっかり落としてしまって
「鉛筆君」が全滅するかもしれない。

シャキ〜ンと研いだ1ダースの「鉛筆君」軍団は
あなたをそんなトラブルから守ってくれるのである。



「シャープ君」の場合は
替え芯の残量を確認しておくべきである。

できれば,黒々と字が書ける
柔らかい芯を選びたい。

普段,Hや2Hの替え芯を使っている人は
できるだけ早い時期に
HBやF,又はBくらいの芯
慣れておく必要がある。


また,「シャープ君」の場合も
何らかのトラブルで,
突然書けなくなる可能性がある。
緊急用に1〜2本は
スペアを準備しておきたいものである。



次は「消しゴム君」である。

こちらもスペアを多く持っていた方が安心である。
少なくとも
2〜3個はそろえておきたい。

「消しゴム君」は性格上,よく転がるのである。

試験中に机から落とそうモノなら
ぴょ〜ん,ぴょ〜んとバウンドしながら
かなり遠くの方へ行ってしまう。

「鉛筆君」や「定規君」なら
落ちたときに音がして
試験監督の先生が気づいて拾ってくれるかもしれない。

しかし,「消しゴム君」は,素早く静かに
遠くの方へ行ってしまうのである。
ホントに薄情なヤツである。


もしも3個そろえたなら
1個は理想のプロポーションにして机の上へ・・・
1個は筆箱の中
残りの1個はポケットの中へでも入れておけばよい。
(筆箱が持ち込めない試験会場のあるので注意したい)


「そんなに消しゴムそろえてムダじゃない?」


そんなことはない。
運良く1個で受験を乗り切れれば
高校に入ってからジックリお世話になれば良いのである。

1個で勝負し,不幸にも
「消しゴム,コロリン,スットントン」になって
パニックに陥るより
はるかにお安い投資である。



次に「三角定規君」と「コンパス君」である。

特に数学の試験では必須アイテムでありながら
多くの中学生が「忘れて」パニックに陥る。


さらに言うなら,三角定規は2枚でワンセットである。
1枚で受験しようなどとは言語道断である。

「私の志望校,マークシートだから・・・」

何をおっしゃるウサギさん!
答はマークシートでも
問題を解く過程で必要になる場合もあるのだ。

多分ないとは思うが
もしも試験会場に定規・コンパスが
持ち込み禁止になっていたら
もちろん,持ち込んではイケナイのである。
受験票や募集要項を,しっかり読んでいただきたい。


これらも,普段使い慣れたモノがベストだが
あまりに「東西南」の場合は,この際新調すべきである。

また,
「持ってないよ〜」などと
ノンキに構えている受験生がいたら
(まさか,いないと思うが・・・)
受験は1年延ばした方が良い・・・。


もしくは,明日,必ず買いに走るか・・・である。


「受験前日に友達か後輩に借りるから・・・」

そんなふうに極楽トンボに構えている受験生がいたら・・・。

悪いことは言わない・・・。

受験するのは高校ではなく,小学校にした方がよい。

(合掌・・・)

  

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