第3GO! 「眠れぬ夜の過ごし方(受験前夜編)」


またまた「遠足」のお話で申し訳ない。

「遠足」の前日は,なかなか眠れないモノである。

中学生になって「眠れない人」は少ないだろうが
小学校,低学年や中学年時代に
「興奮して眠れないよ症候群」に苦しんだ人も多いと思う。

もしも
中学3年になっても
遠足や体育大会による
「興奮して眠れないよ症候群」に悩んでいる人がいたら
自分の心の純粋さに「誇り」を持っても良いのである。

近年,誠に少なくなってきたが
ピュアな精神を持つ,貴重な中学生である。



それは,さておき

受験前夜も,なかなか眠れぬものである。

普段通りにフトンやベッドにもぐり込み
まぶたを閉じるが,なかなか眠れない現象が起こる。

30分過ぎても

1時間過ぎても

2時間過ぎても




なかなか眠れないから,アセってしまう。

アセると,余計に眠れなくなる。

3時間が過ぎ

4時間・・・5時間・・・

数えた羊の数も数万匹に達しようとしている・・・

「こんなコトでは,明日の試験は睡眠不足で・・・」

そんな不安がのしかかってくる。

目は,ますます冴(さ)えてくる。
「緊張して眠れないよ症候群」である。



結構,多くの中学生が陥る症候群である。
(断っておくが,これは病気ではない)
(症候群はあくまで「洒落(しゃれ)」である)
(あまり真剣に受けとめないように・・・である)


こんな
「緊張して眠れないよ症候群」に陥ったら・・・・
今回は,その対処法である・・・というより心構えである。



結論から言えば

「緊張して眠れないよ症候群」は
なんら恐れる必要はないのである。



平常心で臨めば,翌日の「脳の活動」には
何の影響もないので安心してもらいたい。


大切なのは
「リラックスしてマブタを閉じ続けること」
である。

周囲の気配や,物音が気になっても
あせる必要はない。

ただリラックスして
マブタを閉じていれば良いのである。

それでもアナタの「脳」は
ちゃんと「休養」を取っているので
全く心配する必要はないのだ。



逆に,これからの
「何もしないでよい数時間」
ゆっくり楽しんでしまえば良いのである。

言い換えれば,「心の自由時間」を存分に楽しめばよい。

友達のこと

ドラマのこと

遊びのこと

家族のこと

学校のこと

○○のこと

何でも結構である。

自由に考え,想像し,妄想し
そして楽しんでもらいたい。

そんな「心の自由時間」なのである。

こんな時間とは
めったに出会えないのである。

たとえ,一晩中楽しんだとしても
「大丈夫,大丈夫」である。

先にも書いたとおり
脳はしっかり「休養」をとっている。

まあ,ほとんどの
「緊張して眠れないよ症候群」の人は
途中で自然と睡眠に入っていくのである。

「案ずる無かれ前夜の睡眠不足」
である。



さて,ここで手のひらを返し
一喝
しなければならない,不心得者がいる。

「眠れないなら,ちょっとゲームでも・・・」
「眠れないから,ちょっとテレビでも・・・」
「眠れないから,ちょっとマンガでも・・」


「くわぁ〜〜つ(喝)!」


大馬鹿者である!!!

「少しは明日のことを考えんかぁ〜〜!!」


である。

実を言うと・・・
「眠れないから,ちょっとでも勉強を・・・」
というのも良くない。

何気なく見た問題集に「わからない問題」を発見する可能性がある。

「あ・・・これも,ワカラナイ」
「おっ・・・これもワカラナイ」

「ひょっとして,あれもか・・・」
「これもだぁ!」
「あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・」

こんな調子で,一晩中起きているハメなる。


そんなことをしていると
明日は正真正銘の
「睡眠不足大馬鹿野郎」の
できあがりである。


そんなアナタの「脳」の活動は
全く期待できないのである。

「心の持ち方」で
こんなにも違うのである。


  

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