第86手 「シラナイ・ワカラナイには速攻で」
〜 スグに調べるとコトの意味 〜



勉強中に限ったコトではない。

「シラナイ・ワカラナイ」に遭遇したら
速攻で調べよ。


某国スパイのゼロゼロ七番目のオジサンが
なにげに町を歩いていた…。

オジサンは敵の待ち伏せ攻撃を受けた瞬間
素早く反撃に転じ
敵を撃退してしまうかのような
機敏で華麗なアクションで
「シラナイ・ワカラナイ」に対処したいモノである。


アナタの場合…
テレビニュースを見ていて
「シラナイ言葉」を耳にする。
「あれっ?」
と思った瞬間に
身体は反応しているのである。
素早く懐(ふところ)から拳銃を…ではない
「辞書」を取り出す。

そして目にも止まらぬ早業で
パラパラッと辞書をめくり
「な・る・ほ・ど」
そう呟(つぶや)いて
辞書を静かに降ろすであった。

また一つ,あなたは賢くなったのである。
いつか某国の秘密諜報機関から
お声がかかるかもしれない…。



冗談は,さておき!!
(おお…ニューバージョンである!)
わからないコトは速攻で調べよ。


調べるタイミングが
早ければ早いほど
「忘れる」危険性は少なくなる…。

ウソだと思うなら試してみるとよい。

テレビのニュースでもバラエティ番組でもよい。
なにげな〜く見ていて
知らない地名が出てきたら
速攻で
「地図」で調べてみるベシ!


意味不明な「言葉」に出会ったら
これまた速攻で
「辞書」を引いて見るベシ!


英語の授業で意味不明な「単語」に遭遇したら
またまた速攻で
教科書最後尾の単語コーナーを調べるベシ!

そして1週間後…
覚えているか試してみるとよい。



「速攻調べ」は
とても効率の良い「記憶術」のひとつである。


もしも忘れ去ることができるなら
アナタには「忘却」の才能がある。



えっ!!
「ホントに忘れていた」ってか?

ナンのナンの心配ご無用!!

その場合は
「忘れ去った事柄が,いったい何だったのか!
それを
再度「速攻調べ」すればヨイだけのコトだ。

そんなこんなを
何回繰り返しても忘れてしまう場合…
それはそれで仕方がない…。

どうやらアナタは
「筋金(すじがね)入りの忘却の鉄人」
のようである。

それはそれで,それは…
「もの凄いコト」なのだ。

どんなに苦しい困難を体験しようが
どんなに辛いトラブルに巻き込まれようが
どんなに悲しい思いをしようが
いつでもキレイサッパリ忘れてしまう
凄い才能である。

きっといつでも明るく楽しい人生を送るコトができる
神に選ばれし存在だったのだ。

ゼロゼロ七番目のオジサンの苦闘など何処(どこ)吹く風で
世界平和のコトなど一切気にせず
生涯を遂げることができるのである。

う〜ん…それはそれで…
アリかもね…。




  

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