第85手 「究極の勉強ゴール」
〜 一日の勉強の終わり方 〜



自宅で勉強をしている…
なんとか頑張って,目標のところまで仕上げる…

「よし! 終わったぁ!!」
「終了っ!!」


自分が予定していた勉強内容を
ぜ〜んぶやっつけて勉強を終了する瞬間というモノは
何とも言えない満足感や充実感
はたまた
「感動」さえ覚えるものである。


水を満たした洗面器に
大きく息を吸い込んで
ザンブリと顔を浸す…。

息をこらえて,もがき苦しみ
「まだだ…まだだ…」と我慢した後
ガバッと顔を上げて
新鮮な空気を胸一杯に吸い込む…

そんな快感に似ているのである。
(う〜ん,ちょっと違うか…汗,汗…)




まあ,そんなこんなで
その日の勉強には
必ず「終わり」がやってくるものである。
「一日の勉強ゴール」
である。


アナタは毎晩
どのような「勉強ゴール」を迎えているのだろうか?

ちょっと,振り返ってみてもらいたい。



最初に出てきたのは
「完全完了型勉強ゴール」
と呼んでおこう。

「完全完了型勉強ゴール」なら結構なのだが…

「自動終了型勉強ゴール」
ならば,十分に注意したい。



「自動終了型勉強ゴール」とは
アナタの意志や気持ちに関係なく
宿題が終わっていようが,いまいが
テストの準備が整っていようが,いまいが

その日のアナタの勉強が
自動的に「終了」する勉強の「ゴール」である。

翌日になって
「あっ! 宿題やってなかったぁ!!」
とか
「今日のテストの教科はナンダッケかぁ〜」
な〜んて経験を持つ人は
100%,このタイプである。

なにしろ
本人も気づかないうちに
時間が経てば
自動的に,その日の勉強が
「終了」
するのである。

なんとも楽チンな「勉強ゴール」である。

もちろん,その「ツケ」は
後で数百倍・数千倍になって
あなたを襲うことになる…。

クワバラ,クワバラ…である。



次に
「強制終了型勉強ゴール」である。

これは,自分の意識で
「やらねばならない…」
と分かっていても
外から内からの,何らかの「力」によって
勉強を「強制終了」させられてしまうタイプである。

例えば…

勉強をしながら,ついつい眠ってしまった…
とか

勉強していたら,親戚のオジサンがやってきて
家族で宴会状態になってしまった…

とか

最後まで気分が乗らずに,ノルマが達成できなかった…
とか

親友の長電話につきあわされてしまった…
などである。
(自分が友達に長電話した場合は「自動終了型」である。)

何らかの事情で
「強制終了型勉強ゴール」になった場合は
その後,
できるだけ早い時期
「穴埋め勉強」をやっておきたい。

「よし,明日の朝,1時間早く起きて頑張ろう」
とか
「明日の昼休みは…ナシだな…」
とか
「朝30分,放課後の部活開始まで15分だな…」
とか

必ず
「穴埋め勉強する具体的な時間」を設定して
「強制終了」をかけることが大切である。

「仕方がない…後でやろう…」
こんな気持ちで「強制終了」すると
ほとんどの場合
「自動終了型」と同じ結果になってしまうので
そこのところは強く肝に銘じておきたいものである。



また
「自滅型・自爆型勉強ゴール
という恐ろしいタイプも存在する。

テレビやゲーム・ケータイにうつつを抜かし
やらなきゃならない勉強のほとんどを
「完了」しないで一日を終える。

このタイプの多くは
「やらなきゃならないのは,ちゃんと分かってるんだけど」
と,実に
「分かったようなセリフ」を口にするが
実は,ゼ〜ンゼン…
「分かっていない」のである。

「分かっている」ではなく
「知ってる」程度である。

「分かっているけど,しない」ではなく
「知っているけど,しない」という
ある意味,
非情に強い意志
「勉強しない」という「決断」をしているのだ。

だから「自滅型・自爆型勉強ゴール」
と表現する次第である。

中学生の勉強ゴールの中で
最も悲惨なタイプである。



さて,そんなこんなの「勉強ゴール」であるが
できることなら毎日・毎晩
「完全完了型勉強ゴール」
でいきたいものである。

そして,アナタが
更に自分を向上させたければ
「完全完了+α(アルファー)型勉強ゴール」
を目指してもらいたい。


「完全完了+α(アルファー)型勉強ゴール」とは

「よし,今日の勉強はこれで終わり!!」
と感動に浸って一呼吸入れた後に
「もうちょっと,やっとくかな…」
ほんの僅(わず)かで結構!
漢字の一文字でも,英単語の一つでも
よけい勉強して全てを終える…という
勉強ゴールである。

たった一つの漢字を勉強することで
更に強い感動を味わえるし
「俺って,なかなかスゴイじゃん!」
という自信を実感できるモノである。

もちろん,356日間継続すれば
365個の漢字をよけいにマスターできるワケで
自分の実力を計画以上,想定以上に
高めるコトができる。

まさに勉強の達人のための
究極の「勉強ゴール」である。

ほんの一歩でも前へ!

そんな気持ちが
アナタの高レベルの学力と
そして
強靱(きょうじん)な精神力を育むのである。

最初は,ちょっとキツイと感じるかもしれないが
是非とも,今夜から実践してもらいたい。

未来のアナタの
「力」のために。




  

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