第84手 「PDCA勉強法」
〜 一歩先を行く勉強サイクル 〜



大人が仕事を進める方法の一つに
「PDS」というやり方がある。

「P」は「Plan(プラン)」の「P」
「D」は「do(ドゥー)」の「D」
「S」は「see(シー)」の「S」

である。



つまり…

計画を立て(plan)

実際にやってみて(do)

見直しを図る(反省する)(see)


というひとつのサイクルを表している。

定期テストの勉強に当てはめてみると…

テストの計画を立て…
実際にテストを受け…
返ってきた点数を見て反省する…


という具合になる。

なるほど…
それなら,多くの中学生が実践している方法なのである。



ところが,数年前から大人の世界では
この
「PDS方式では不十分だ」という考えが主流になってきた。

実際にやってみた結果をもとに
反省するのはヨイことなのだが
「反省」が「反省」で終わってしまって
その後の「改善」が十分なモノにならない…
という結論に至ったのである。



それなら…というワケで
新たに登場した方法が
「PDCA」
という方法である。


「PDCA」とは
「plan」の「P」
「do」の「D」

(ここまではPDSと同じである)
そして…
「check(チェック)」の「C」と来て
ラストは
「action(アクション)」の「A」となる。



またまた定期テストで考えるなら

テスト勉強の計画を立て…(plan)
実際にテストを受け…
(do)
返ってきた点数を見て,どこがマズかったか点検する
(check)
そして最も重要な部分である。
マズかったところをなくすための行動を起こす(action)のである。

つまり

できなかった問題を,よく調査
なぜ,できなかったのか
原因を探り
そして,最終的には「できる」ようになって
計画の全てが完了する…という考え方なのだ。



「いつもテストの反省は,キチンとしているのに…」
なぜか…成績が向上しない…

なぁ〜んて悩んでいるアナタ!!

アナタのテスト勉強は
古い「PDS」方式で進められていたのである。

さあ,それに気がついたら
新型の「PDCA」方式に
バーションアップしてみるとよい。

今回のテストの結果を
キチンと
「check」「action」することで
次回のテストで,きっと成果が表れるのである。



え?…
「doだけの勉強ではダメか?」って??

そうだね…
doだけ勉強でナントかなるのは
まあ,小学校レベルの勉強くらいなのである。



  

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