第77手 「段取り力をみがくT」
〜 まずは「段取り」の大切さを知るべし 〜



「段取り」という言葉がある。

物事を進める順序
または
その準備
という意味である。

この段取りの善し悪しが
物事の結果を大きく左右するのである。

もちろん「勉強」も例外ではナイのだ。



大人の仕事の世界には
「段取り8割,実行2割」
という言葉もある。

大きな仕事をキチンと成し遂げるためには
仕事そのものを達成する努力よりも
そのための
計画準備の方に
多くの時間と労力をつぎ込め…という言葉である。


逆に言えば

本番でどれだけ頑張ろうとも
それ以前の計画や準備が悪ければ
絶対に成功しない…
という意味でもある。



マラソンに例えてみるとわかりやすい。

レース
本番で,どれだけ頑張っても
それ以前の長い長〜いトレーニングが
キチンとできていないと
絶対に勝てない…のである。


当たり前といえば,当たり前である。


テストの場合も同じである。

テスト開始のチャイムが鳴って
いくら必死に頑張ろうとも
チカラいっぱい問題に挑んでも
歯を食いしばって答を探しても…

テスト前の勉強の計画や準備が
キチンとできていなければ
問題は解けない…

のである。

これまた…
当たり前といえば,当たり前である。



ところが…
それが,全く「当たり前」でない中学生がいる。


アララララ…の答案を返してもらって
「よ〜っし,次は絶対に頑張るぞ〜」
と思っている中学生のほとんどが
多分
そんな中学生なのである。


そんな彼(彼女)は
「次のテストの時間に,もっと一生懸命頑張ろう」
と考えている場合がほとんどで
「今日からの授業や家での予習・復習を頑張ろう」
とは,なかなか考えないモノである。

そして,次回のテストでも
同じような成績に苦しむことになる。

「どうしてだ! こんなに頑張っているのに」
「ひょっとして,私は勉強に向いていないのでは…」
「きっと,私は頭が悪いんだぁ〜」
「オレは神に見放された〜」

な〜んて考えるようになる。


違うのである!
「段取り」が悪い

のである!



そして
次のことは
是非,覚えておいた方がよい。

「段取り」が悪いヤツ

高校に行っても
大学に行っても
会社に入っても
役所に勤めても
会社を作っても

親の家業を継いでも

畑を耕しても
掃除をしても
洗濯をしても
料理を作っても
自転車に乗っても

宇宙戦艦を操縦しても

プロ野球選手になっても
歌手になっても
化粧をしても
ツメを切っても
鼻クソをほじっても

宇宙の平和を守っても

悪の帝王になっても

絶対に
絶対に
絶対に
うまくいかない

のである。



ナゼか…

それは
「段取りが悪いから」
である。


この世の中の
「 失 敗 」
という恐ろしい二文字…

その原因のほとんどが
「段取りの悪さ」という言葉で
簡単に説明できるのである。

恐るべしは
「段取り」であり…
あなたの人生を大きく左右する
最大級のファクターなのである。


<合掌>


もう一回
<合掌>



  

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