第57手 「勉強環境を整え方」
〜 「よし,やろう」と思ったら,まずはココから 〜



新年度や新学期の初めに
「よし,今年はやっぞ!!」
と決意をしたら
まずは頑張ってもらいたいことがある。

それは,
勉強環境の整備である。



最近の中学生・・・
自然環境とか地球環境とかには
恐ろしく敏感であるのだが・・・

どうも,自分の部屋や机の上の環境には
無頓着(むとんじゃく)な人も多いのである。

山と積まれた教科書やノート・・・
引き出しや本棚から
湧き出すがごとく出現するプリント類・・・
狭小住宅ならぬ狭小なデスクトップ・・・
そして,引き出しの中は魔窟と化している。


なぜか,そんな中学生が
地球環境を憂いているのだから
全く不思議な世の中になったものである・・・。



それは,さておき

新年度,新学期の節目には
自分の部屋や机の上の環境整備を済ませておくべきである。

週末を利用して頑張れば
十分にリセット可能なので
ちょっとは根性を入れて頑張ってもらいたい。



さて
勉強環境の整備のポイントを紹介するのである。

【ポイント1 勉強に必要なモノ】

できるだけ机の上には何も置かない方が良い。

しかし
机の上のゴチャゴチャ物体を
そのまま引き出しや押入の中に転送するのは避けたいものである。

机の上に積み上げなくてすむように
勉強に必要な教科書やノート・参考書などは
机の最も近くの棚や引き出しに分類すべきである。

必要なときには
数秒で取り出せるように
日頃からの整理整とんを心がけたいものである。



【ポイント2 勉強に関係ないモノ】

漫画や雑誌,ゲームソフトなどの
勉強オジャマ物体の置き場所にも気をつけたい。

意志が弱いアナタなら「封印」という手もある。

意志に若干の自信ありのアナタでも
机から離れたところに置くようにしたい。

手をのばせば,ソコのある距離では
ついついやられてしまうものである。

部屋の事情が許すならば
2m以上は距離をとりたい。

狭い部屋なら「背後」が原則である。



【ポイント3 壁の張り紙など】

勉強に関係ある張り紙ならば
顔を上げたとき
すぐに自分の視界に飛び込んでくるように。


逆に,お楽しみのためのポスターなどは
自分の「背後」に張るようにしたい。


ホッと一息,顔をあげたときに
アイドルやスポーツ選手の姿で
心を癒したい気持ちもわかる。

しかし
たびたび癒されていたのでは

成績の方まで癒されてしまうものである。


「ごめんね○○ちゃん〜」
「すみません○○選手!」

丁重に取り扱い,自分の背後から
熱い無言の声援を送ってもらうべきである。



【ポイント4 マンネリ化を防ぐ】

マンネリ化対策には
定期的または不定期の
模様替えが効果的である。

季節に合わせて机の位置を変えたり
室内の雰囲気を変えることで
気分転換が図られる。

夏は窓際,冬は暖房器具の近くといった具合に
机の位置や向きを変えるのも良い。

部屋のポスターや置き物を
チェンジするのもアリである。

ただし
「替えてよいモノ」
「替えてはいけないモノ」があるので注意したい。


例えば,ポスターや小物は替えても良いが
自分の目標を書いた張り紙などは
簡単に替えてはいけない。

時間割も自分で勝手に変えると大変なコトになる。

まあ,そんなこんなで
早速,自分の勉強環境を整備してみてはいかがだろうか。



  

直線上に配置