第46手 「中身の見えるテスト勉強計画作り」(その2)
〜 メモ型テスト勉強計画のススメ 〜


今回は,もったいぶらずに
いきなり結論からである。

「メモ型テスト勉強計画」とは
1日1日の具体的な勉強内容を書き出した
メモを作るコトである。




例えば,こうなる。

○月○日
 ・英単語暗記(P10〜15)30語                  
 ・数学プリントA・Bの解けない問題を解決(5問)       
 ・地理の意味不明な重要語句(P45〜55)の書き出し(30語)
 ・漢字ワーク(P25〜28)の書けない漢字撲滅(20文字)   
○月○日
 ・数学プリントCの解けない問題撃破(5問)          
 ・英単語暗記(昨日暗記した単語の確認)30語        
 ・重要英文暗記(P10〜15)5文                 
 ・歴史の意味不明な重要語句(P42〜60)の書き出し(25語)
○月○日
 ・理科プリントAの解けない問題撃破              
 ・英単語暗記(P15〜20)25語                  
 ・・・・・・・                             
 ・・・・・・・                               

いかがだろうか。
テスト範囲の中の,自分の弱点を
ひとつずつクリアしていく計画である。


もちろんこの計画を立てるときには
「時間割型勉強計画」を,よく見ながら作るべきである。
「ホントにこの時間でできるのか」
「他の教科とのバランスはどうか」




その日には,その日の具体的計画があるため

「明日やろ〜」なんて甘えは許されないのである。

仮に,計画どおりに勉強しなければ・・・
以後の「やらなければならないコト」が
ふくれ上がってしまうのである。




もちろん,何らかの理由で
計画が狂うことは十分に考えられる。

その場合は計画を
修正すれば良いのである。

英単語暗記なら1日ずつズラせば良いし

勉強できなかった日の内容は
他の日に分散させても構わないのである。



特に初めて,この方法で計画を立てる場合
ちょっと
「ゆるめ」が良い。

「ゆるめ」に作ると,勉強する中身は少なくなり
点数は理想より低くなるが

計画をやり遂げることで
今後の「やる気」と「計画を立てる感覚」が身に付く。

どうしても避けたいのは
過激な計画を作り,そして計画倒れになることである。

自分で「やらなければならない」と決めたコトである。
自分で決めた「やらなければならない」コトを
やらない場合には
どういう結果が待っているか・・・
それは,誰にでもわかることである。




最後に,「メモ型テスト勉強計画」を作るときには
できれば,
新しいノートメモ帳を準備してもらいたい。

なぜなら
それは今後のテスト計画を立てるための
「アナタだけの貴重な資料」となるからである。


これがホントの
「学習の記録」
である。

それについてのお話は,次の話で。

まだ,つづく・・・


  

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