第40手 「友達との教え合いのススメ」
〜 「教え合い」は感謝と尊敬の気持ちで 〜



友達に勉強を教えてもらったことがあるだろうか。

友達に勉強を教えてあげたことがあるだろうか。


「ない」と答えた人は
要注意である。



友達に勉強を教えない・・・教えてもらわない理由にはいろいろあると思う。

いろいろあるだろうが
次の理由だったら,特大印の
要注意である。

【教えてもらわない理由】
◆ 友達にバカだと思われるのがイヤだ・・・
◆ ハズカシイ・・・
◆ メンドクサイ・・・

【教えてあげない理由】
◆ 友達の成績が上がるのがイヤだ・・・
◆ 自分の勉強が忙しく,そんなヒマはない・・・
◆ メンドクサイ・・・
◆ こいつバカだから教えてもムダムダ・・・



まず始めに「教えてもらう」ことの効果である。


勉強には様々な方法がある。

そんな色々な方法の中で「人から教えてもらう」という方法は
最も効果的な勉強法なのである。

自力で教科書や参考書を読み返すのも方法だが
「わかっている人」に教えてもらう方が
時間もかからず,理解も早いのである。


「友達からバカだと誤解されるのはイヤだ」という気持ちはわかる。

しかし,昔の人はうまいことを言ったもので
「聞くは一時の恥,聞かぬは一生の恥」という言葉がある。

聞かなければ,本物のバカのままである。
そのうちメッキがはがれ,正体がバレてしまうのである。
(ずいぶんクラシックな表現で申し訳ない)



また,友達に教えてもらうことで,
友達に感謝し尊敬することができる。

相手に感謝したり尊敬できるようになるということは,
あなたの人格の成長にもつながる大切なコトなのである。




次に「教えること」の効果である。

こちらの方も実に大きな効果がある。

人に「わからせる」ということは,とても大変なコトなのである。
大変でなければ,学校の先生方は何の苦労もいらない。

先生方でさえ,1時間の授業をするために
それ以上の時間を準備にかけているのだ。
それでも全員に「わからせる」のは不可能なことが多い。

10のコトを教えるのには
11のチカラが必要になってくる。


そして,友達に「わかった」と言われれば
あなたには12のチカラがついたと考えてもらってよいのである。


また
人に教えた知識は「忘れにくい」のである。



もちろん,友達との間に「信頼」や「尊敬」「思いやり」等々の
ハイレベルな友情を築くことができる。
(実はそちらの方が大事なのである)

なんと良いことばかりの「教え合い」なのである。

さあ,明日からは友達をつかまえて「教え合い」である。

ただ,ここで注意したい。

勉強ができるようになるために友達を利用しよう・・・
そんな心得で友達に接すると,友情を失うのである。

それは,避けたい・・・。



  

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