勉強法いろいろ:第35手:十一の巻
「お前のようにはなりたくない」
〜 キライな先生とのお付き合い 〜


ウマが合わない先生がいる。

生理的に受け付けられない先生がいる。



人間は慈愛をもって
もっと深くお互いを理解するように努めなければならない・・・

それは,わかる。

しかし,残念ながら
「チョームカツク先生」は実在する。



仕方がない・・・
アナタはまだ人間として未熟なのだから。
モノの弾みで先生をキライになってしまうことは
よくあることである。

だが,しかし,BUTである。

「先生がキライだから,勉強する気が起こらない」
それでは,単にアナタが損するだけである。


そして
さらに悪いことに
そんな先生に限って

「おらおら,ちゃんと数学を勉強せんかぁ」
とか
「おまえ,ホントにバカだねぇ」
とか
「毎日,宅習3ぺ〜ジ」
とか
「漢字の書き取りは毎日やりなさいよ〜ぉ」
とか
「突然ですが,宿題プリント5枚!!」
なんて
過激な課題を出してきたりする。



相手が「尊敬」できる先生なら

「よし,あの先生が言うなら,オレはガンバル!」
と思えるが

キライな先生の場合は,そうはいかない。

「何言ってんだよ! ざけんじゃね〜ぞ」

そして,毒づくのである。

「お前のような大人なんか絶対なりたくねぇ〜や」
・・・そして沈黙が訪れる・・・

困ったモノである。



しかし,今さら先生を替えてもらえるワケがない

勉強はドンドン面白くなくなり
成績はジェットコースターのように下がっていくのである。

さて,こんな時はどうしようである。

ちょっと考え方を変えてみよう。
なんとかなるかもしれない。



「お前のようにはなりたくない」
というアナタの気持ちはよくわかる。

だが

その先生の言うとおりにすれば
その先生のようになる。


と考えるから
指示に従うのがイヤになるのだ。



その先生の言うとおりにしていれば
最低でもその先生のくらいのレベルにはなれる。
と考えてはいかがだろうか。

そして,あと少しプラスすることで
完全にその先生以上の人間になれる・・・
ということになる。

すると,ちょっとはやる気になる。

「絶対にコイツを超えてやる・・・」

そんな思いが
アナタの心に火を着けるのである。



「はいはい,上等じゃないですか」

「いっちょ,やったろうじゃありませんか」

「ほらほら,どこからでもかかってきなさい」

「アナタを超えてみせましょうじゃあ〜りませんかぁ」


となる。



イヤな先生を嫌ったり拒否したり・・・
逃げ出したり,反抗するのは簡単である。

でも
そんなことじゃ
いつまでたっても
その先生を超えることはできないし
先生以下の人間でしかないのである。


いっちょ,やってみませんか・・・

である。



この文章は
所ジョージさんの「私ならこうします」から
勝手にネタを頂いたのである。
とても愉快な本なので
一度読んでみることをオススメする。



 

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