第23手 「予習」・「復習」の中身と方法
〜 道は意外と近くにあり・・・である 〜
今回の話題は,とても重要である。
家での「予習・復習」についてである。
今までの「まくべん」でも,その大事さは何度も書いてきた。
しかしである。
いまひとつ
「じゃ,どんな予習や復習をしたらイイんだ。」
「何を勉強すればイイんだ」
と,雲をつかむような気分の
「まくべん友の会」会員の声が聞こえてくる。
(新規の団体である)
(ホントは募集なんかしていないので注意である)
今までの「まくべん」を読んで
自分なりの「予習・復習」を作り出せた諸君は実に優秀である。
(ホントに自分で作り出すことが大切なのだ)
しかし
「わかんないよぉ〜」という叫びも,
ゴモットモなのである。
そこで,今回は「具体的な予習・復習の中身」について考えていく。
まずは「まくべんの基本姿勢」である。
「教科のことは教科の先生に聞け」である。
「まくべん」がドーノコーノと言っても,
所詮は,教科の先生(教科のプロ)にかなうわけがない。
各教科には各教科の特性があるので
是非とも教科の先生に聞いてもらいたい。
「先生!○○科の予習・復習はどんなことを勉強すれば良いのでしょうか」と。
「道は近きに有り」である。
では・・・
おおよそ全教科に共通する「予習・復習の中身」について提案しよう。
最初は「予習」である。
その@
「教科書を3回以上,読め」である。
そのA
「分からない部分を探せ」である。
3回以上読んでも分からない語句や記号や意味が必ずある。
鉛筆でチェックしておくのだ。
そのB
「分からない部分を調べよ」である。
語句がわからない場合は教科書の後ろに「さくいん」がある。
そこで探すのだ。
(国語や英語の場合は「辞書」が効果的だ)
そして,「あきらめ」が大切である。
予習段階の「わからない」を深追いしてはいけない。
明日は授業があるのだ。
そこでわかればいいのである。
そのC
「それでもわからない部分には
最重要マーク(適当に自分で考えてほしい)でチェックする」のだ。
その部分が,翌日のアナタの授業でのターゲット(標的)になる。
授業時間全て集中するのは不可能だ。
ターゲットにだけは集中して授業を受けるのだ。
授業が楽になる。
(ホントだ)
次に「復習」である。
その@
「授業終了後,できるだけ早い時期に教科書とノートを読め」である。
授業内容最重要項目の20%を探し出すのである。
そのA
「予習でチェックした『分からないところ』が分かったか確認せよ」である。
分かっていなければ,「質問ノート」に書き出すのだ。
翌日,教科の先生を訪ねよう。
そのB
「暗記しなければならないモノは暗記せよ」である。
「見ながら読んで,書いて覚える」記憶術が最も効果的である。
しかし,「どれを暗記するのか」そこはよく考えて欲しい。
その日の勉強はその日のうちにがモットーである。
すでに分かっていると思うが念のため確認しておこう。
中学以上の勉強は「予習・授業・復習」がワンセットで成立する。
小学校に比べ学習内容が高レベルになるため
どうしても「予習」と「復習」は欠かせない。
(これは「まくべん」の持論である。「予習は必要ない」と言う先生方も多い)
(その場合は,上にも書いたとおり「先生優先」となる)
(予習無しでわからせる自信があるのだ。大したものである)
(信頼に値するのである)
もしもアナタの勉強が思うように進まないときは
もう一度点検してみてほしい。
「予習をして授業に臨んでいるか」
「授業が済んでからの復習をキチンとしているか」である。
もしも,どちらか一方,又は両方やっていなくて勉強がわからないのなら
安心して良い。
あなたは全く正常な頭脳と根性を持っている。
「授業」だけで「わかろう」「できよう」なんてことは
よほどの「天才」でないかぎり不可能なのだ。
さあ,今から即実行である。