第21手 トイレやお風呂で楽々勉強法
本格勉強派にも勉強ギライ派にも効果テキ面



勉強は机に向かって一人で努力するものである。

 しかし,それがなかなか難しいのである。

第18手と第19手で「ゴロ勉」と「ダラ勉」を紹介した。
さっそく実行している読者もいるだろう。
感心である。

今回紹介する勉強法は
「ベン勉」「バス勉」である。
ゴロ勉・ダラ勉と同じく時間がかからず
大きな努力を必要せず
そして効果があるという「勉強ギライ」のための勉強方法である。
特に勉強時間の確保に苦しんでいる人は試してほしい。



【これがベン勉だ】

「ベン勉」とは「トイレで勉強」の略である。
「トイ勉」や「トレ勉」では語呂が悪いので便所で勉強「ベン勉」と命名したのである。
ちょっと臭ってきそうなネーミングであるが,そこはご愛敬なのである。

【ベン勉のやり方】

「ベン」勉のやり方はとても簡単である。
「覚えたい事柄を紙に書き,トイレに貼る」だけである。
昔から児童・生徒・学生によく利用されている超メジャーな勉強法である。

【ベン勉のしくみ】

私たちの一日の生活の中で,
「記憶力」が最も活発になる時間帯がある。

「寝る直前」と「朝」である。

睡眠学習法,ゴロ勉,朝型勉強法は,
この性質を利用したものである。
ベン勉もこの性質を利用する。

ほとんどの人は夜寝る前にトイレに行く。
そして,朝起きるとトイレに行く。
記憶力の活発な時間帯にトイレに通っているのである。

そこで
覚えたい事柄をトイレに貼り,30秒でも1分でも記憶しようというのがねらいである。

しかし
逆に30秒や1分しか時間がないので,
覚えたい事柄をうまくまとめた貼り紙が必要
になってくる。

英単語を100個書いた貼り紙をしても,あまり効果は期待できない。

次に貼り紙を作るコツを紹介しよう。



【ベン勉のコツ】

その@

覚える事柄は最小限にする必要がある。
英単語なら欲張っても5つくらいまで。
数学や理科の公式なら1つだけ。
歴史の年代暗記なら3つくらいまでが限界でだろう。

普段の勉強で
「なかなか覚えられない」
という苦手なものほど効果がある。

そのA
文字は大きくわかりやすくマジックで書く。
カラーを使えばより効果的である。

そのB
トイレに貼る位置は,自分の目の高さがよい。
トイレ使用時に自然と目に入ってくる位置を工夫しよう。

そのC
覚えてしまったら,新しいものに貼り替える。
あまり古くなるとバクゼンと見ていまい,効果がなくなる。


ただし,家に大切なお客さんが来るときは要注意である。
別に「勉強している」ことは恥ずかしいことではないが
「ちょっとトイレを拝借します」と言って
遠慮深げに用を足しに行ったお客様のほとんどが
多分,「引く」のである。
そして,他の場所できっとこんなことになる。
「いや〜まいったよ。あのウチさぁ〜トイレに・・・」
(できれば避けたい・・・)



次に「バス勉」である。
「トイレときたから次は風呂かな」と考えた人は,なかなか推理力がある。

【これがバス勉だ】

「バス勉」とは「お風呂で勉強」の略である。こちらの名前はなんとなく語呂も良い。
(そう言えば,昔,そんな名前の入浴剤があったような・・・)
(シャンプーだったか・・・)

【バス勉のしくみ】

先の「記憶力が活発になる時間帯」にもう一つ加えておく。
それは
「リラックスしている時間帯」なのである。
(だからと言って,授業中のリラックスは禁物である)

お風呂に入り,体中の血行がよくなると,体中がリラックスする。
一日の疲れがとれて,気分がリフレッシュするのはそのためである。
そんな貴重な時間帯を活用しようというのが「バス勉」なのである。

【バス勉のやり方】

方法は「ベン勉」と似ている。
なかなか覚えられない難しい英単語や公式,歴史の年代暗記に向いている。
覚えたい事柄をカードに書いて,湯船の前や横に貼るだけでよい。
しかし
これにもチョットしたコツがあるので紹介しておこう。


【バス勉のコツ】

その@

カードにはガムテープを使用する。
それも布製のガムテープでなければいけないのだ。
紙製のテープを使うと,後ではがせなくなって,
とんでもないことになってしまうので注意が必要だ。

そのA
布製ガムテープを10pから20p切り取り,
机の上に敷いたタオルに貼り付ける。
これは,文字を書きやすくするためと
テープの接着力を弱めるためである。
テープの接着力が強すぐたり,風呂場のタイルが痛んでいたりすると
後でテープをはがす時に,風呂場の壁のはく落といった
大惨事につながる可能性がある。
スッパダカで風呂場の壁がくずれてきたら・・・
お父さん,お母さん,ごめんなさい・・・だけではすまなくなるので気をつけよう。

そのB
油性のマジックで英単語や公式を書く。
このとき,1枚のカードに1つの事柄を書いた方がよい。

そのC
書いたらタオルからはがして風呂場のタイルに貼る。
自分が湯船に入ったときの目の高さが理想的である。

そのD
覚えてしまったカードは,はがしてゴミ箱に捨てる。
そして新しいカードを貼るのだ。
はがしたカード(テープ)はちゃんとゴミ箱へ捨てるのだ。
そのへんにほったらかしにしていると
家族が踏みつけることになる。
人間ならまだイイ。
家の中で犬や猫を飼っている人は十分気をつけよう。
摩訶不思議なイヌダンス,ネコダンスを見ることになる。
飼い主としての信頼と,人間としての優しさを失う。


そのE
まさかとは思うが,ついつい熱中しすぎて,ノボセや湯当たりには注意である。


参考文献(順不同)
吉田たかよし 著
不可能を可能にする最強の勉強法 究極の鉄則編
PHP
ISBN4-569-62582-7 C0095
2003/4/2発行 1300円

  

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