第16手 中学生の「予習」を考える 2
〜少し「予習」することで「復習」がグンと楽になる〜



中学で勉強を終了するなら予習は必要ない
そして「高等学校で勉強する予定のある者は
中学時代に予習の習慣をつくる必要がある


というのが,前号の結論だった。


そこで今回は
「中学生はどのような予習をしたらよいか」
について考える。



これも結論から書こう。

「教科担任の先生に聞け」
である。

中学には9の教科がある。
9教科に別れているのは様々な理由があるのだが,

その一つの理由に「教科の特性」というのがあるのだ。

教科の特性というのは先生達の使う用語なので,ちょっとムズカシイが,
カンタンに言うと
「各教科によって勉強する内容や方法が違う」
ということなのだ。

国語には国語の勉強の方法が
数学には数学の方法が
体育には体育の勉強方法があり
それぞれ違うのである。

しかし,中学の教科である以上,共通する部分もある。


今回は,共通部分にポイントを置いて考えていくので
「各教科」については,「各教科の先生に聞け」
なのである。

そして,それが最初の
「ポイント@」となるのだ。

「なるほど・・・」と思った読者は,すぐに教科担任を訪ねよう。
今すぐにだ。続きを読むのはそれからでも十分である。

家からのアクセスの場合は,明朝でもよい。
無理に電話などすると,かえって教科担任の
心証を悪くするので要注意である。
深夜の訪問なども,以ての外である。
世間様からあらぬ噂を立てられ,どんでもないことになる,




 では,いよいよ一般的な予習の方法について説明しよう。

ポイントそのA

「明日勉強する教科書を,
最低3回声に出して読め」である。

声に出すことがイヤ読者は仕方がない,黙読でもかまわない。
最低9回は読んで欲しい。
(その理由は次話の「五感活用勉強法」で説明しよう)


ポイントそのB

「3回読んで
(目だけの人は9回である)分からない部分に「印」をつけよ」
である。

昔から
「自分が分からないところがどこか,
見つけられれば勉強の半分は終わったと考えて良い」

と言われている。

誰が言ったか知らないが,スゴイ言葉である。
当たっている。

ほとんどの教科の予習は,これで終わりである。

これだけならば,1教科あたり5分から10分くらいで終わるだろう。
「それだけで大丈夫なのか」と思う人もいると思うが
それだけで十分である。

たったそれだけの「予習」には次のようなキキメがある。


明日勉強する内容が分かっているので,
授業の最初から集中できる。


自分の「わからないコト」がハッキリしてているので,
そこに的(まと)を絞って授業にのぞめる。


授業での「わからない」が
劇的に少なくなる。


宿題や復習が
楽になる。



ただし・・・
教科担任から「指示」があった場合は別である。


それは教科担任が
「明日の授業は,生徒がこれとこれをやっていなければ,完全にわからせることができない」
と考えて出す「指示」なのである。

国語や英語の意味調べ,漢字調べ,単語調べなどがそれである。

先生に「わからせる自信」がないのに,
予習しない生徒がわかるはずがない。


仮に「わかった」と感じても
それは「わかったような気分」になっているだけである。

もしも本当に「わかった」のなら,
アナタは明日から,先生より優秀な先生になれるのである。


だが
そんな優秀な生徒がテストの成績で苦しむというのは変な話なので
やはり,「わかったような気分」にとりつかれているだけのことだろう。



高等学校を目指す3年生は,この「予習」を,もう少していねいに行う必要がある。

わからない所をチェックするだけでなく
「なぜ,わからない」のか必ず自分で考えてみて調べてみるのだ。

例えば
英語の予習などは
「知らない単語の意味を調べ,わからないなりに訳してみる」必要がある。
間違いでもかまわないのだ。
これだけでも30分以上はかかるだろう。

しかし
そんな地道な努力が明日の授業の理解を
爆発的に向上させるのである。


すると
復習は驚くほど少ない時間ですむようになる。
 結局,ずいぶんと楽をするのである。

「まくべん」はこんな楽チンが大好きである。


  

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