第8手 テットモ勉強法とは何か
〜 暗記だけではイミがない 〜


記憶にあるだろうか。
2002年暮れの紅白歌合戦は大いに盛り上がったのである。
視聴率調査によると2003年に次いで最低であったそうだが,
ここまで世間のテレビ離れが進む中で,
大したものだと考える。

そんな紅白に異彩を放つお笑いタレントが出ていた。
テツandトモである。
(最近,見ないが,元気だろうか・・・気になる)

いつになく緊張した2人は若干スベリぎみではあったが,持ち歌を熱唱していた。


 「まくべん」は決して「テツandトモ」のファンクラブ会員ではないが,
ちょっと気になっているタレントである。

1998年にデビューした2人は,5年の歳月を経て紅白出場を得た。
紅白までの大ブレイクまでには様々な苦難があったらしい。
決してトントン拍子にメジャーになったわけではないのだ。
(それにしても最近見ないが,元気だろうか)

当時は(今もか)「ナンデダロ〜」がオチになっている彼らの歌であるが,
以前はその疑問に対して「答」を用意し,それをオチにしていたらしい。
それが全くオチずに笑いがとれなかったと聞く。
「答」を取り去ったとたん爆発的に売れたというから驚きである。



さて,今回の「まくべん」が「テツandトモ」の話題から始まったのには,ちと理由がある。

最近「ナンデダロ〜,ナンデダロ〜」という歌が耳について離れないのだ。
(かなり流行遅れである)

 本を読んでいて,「えっ?」と思う代わりに,
「ナンデダロ〜,ナンデダロ〜」
と頭の中で歌っているのであるいる。
(これは,かなりの重傷である。)

そこで,はたと気がついて,社会の教科書をパラパラと読んでみた。
理科の教科書も読んでみた。
そしてたどり着いた結論が・・・。
「これは使える!」
であったのだ。
もちろん勉強方法として使えるという意味である。



で,お話は一気に
「覚える」という話題にジャンプする。


「覚える」というと,すぐに「暗記する」と考える人がいる。
確かに勉強では「暗記する必要があるコト」も多い。
でも暗記しただけで「わかった」ことにはならない。
中には「暗記してはいけないコト」もあるのだ。

次の文は地理の教科書の,北海道に関する記述の一部である。



江戸時代になって本州から北海道南部にわたってくる人々がしだいに増え,
アイヌの人たちは土地をうばわれて,生活も厳しくなり,人口が減っていった。
明治時代になると,政府はこの土地を北海道と名づけ,
屯田兵を送りこんで内陸部の開拓を始めた。
初めは,北海道へ移住して開拓にあたる人はあまりいなかったので,
政府は開墾に成功すれば1人50haまで土地を無料であたえることにした。




 諸君は猛勉強で,この文章全部を「暗記した」とする。そして,テストで次の問題が出たとしよう。



問@ つぎの( )に適切な言葉を入れなさい。

 江戸時代になって( )から北海道南部にわたってくる人々がしだいに増え,
( )の人たちは土地をうばわれて,生活も厳しくなり,人口が減っていった。
明治時代になると政府はこの土地を( )と名づけ,
( )兵を送りこんで内陸部の開拓を始めた。
初めは,北海道へ移住して開拓にあたる人はあまりいなかったので,
政府は開墾に成功すれば1人( )haまで土地を無料であたえることにした。




 これなら,百点満点である。
 しかし,次のような問題だったらどうだろう。


問@
江戸時代になって,本州から北海道南部にわたってくる人々が
しだいに増えたのはナンデダロ〜?


問A
アイヌの人たちは土地をうばわれて,生活も厳しくなり,
人口が減っていったのはナンデダロ〜?


問B
明治時代になると,政府はこの土地を北海道と名づけたのは
ナンデダロ〜?


問C
屯田兵を送りこんで内陸部の開拓を始めたのはナンデダロ?


問D
初めは,北海道へ移住して開拓にあたる人は
あまりいなかったのはナンデダロ〜?


問E
政府は,開墾に成功すれば1人50haまで土地を無料であたえることにしたのは
ナンデダロ〜?


 

いかがだろうか。
@〜Eの問は,教科書の各文章の終わりに
「〜のはナンデダロ」
を付けただけである。

「暗記」をしても,「暗記」だけでは応用がきかないし,
テストが終わると恐ろしいことに,そのほとんどが消えてしまうのである。

暗記した内容の「意味」をわかっていないと本当に無駄な勉強になってしまうのだ。
逆に,内容がキチンと説明できるようになれば,
無理して暗記する必要はないのである。

教科書の各文章の終わりに
「〜のはナンデダロ」
を付けて考える勉強法は,とても効果がある。

予習で教科書を読むついでに
「〜のはナンデダロ」
と考えてみるのだ。


その答は,必ず「授業」で得られるし,得られなかったら「質問」すればよいのである。

これが「勉強の基本的なサイクル」である。
「まくべん」はこの勉強法を
「テツ&トモ勉強法」
と命名し,
ちょっと言いにくいので
「テットモ勉強法」
と略称づけることを宣言する。

テットモ勉強法はトッテモ役に立つのはナンデダロ〜〜〜!
(答は書いてあるのだちゃんと読み直してほしい)



次は「ギター侍勉強法」を開発したいものである。


  

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