第2手 勉強には計画が必要だ
〜 勉強中級者のための「作業単位」方式 〜



その人に最適な勉強計画は,その人の「能力・環境・性格」によって決まる。
だから勉強計画は「自分」で決めなければならない。
友達や先生にアドバイスは参考になるが,
最終的には「自分の能力・環境・性格」と「本気」で相談して自分で決めなければならないのである。



 勉強計画を作るためには,
「いつ勉強するか」
「何を勉強するか」
「どれだけ勉強するか」
の3つを決めなければならない。

まずは「勉強時間」について考えてみよう。
普通,学校の先生方は
「○年生は一日最低,△時間は勉強しなさい」
と言っている。これは正しい。

 「勉強」を「時間単位」で考えるのは,勉強初心者と勉強上級者にはピッタリである。
本気目標も計画を立てず,
とりあえず勉強して,
テストを受ける勉強初心者には,
時間単位勉強法が合っている。


 また,考えるための「知識・経験・方法」を備えた者が,
限られた時間の中で,
さらに力を伸ばそうという勉強上級者にも効果的である。



しかし,勉強中級者にはいろいろと問題が出てくるのだ。

特に「本気目標」を決め,
日々努力している「まくべん教信者」にとっては,
「時間単位」の勉強法は障害になることがある。

 「まくべん教信者」の究極の勉強法は,
「作業単位」の勉強法である。

「自分で決めた,やるべきこと(勉強メニュー)を全て終わったときが勉強の終わりである」
という方法である。

午後9時で休憩をとる予定で英単語暗記をしていたとしよう。
終わらないうちに9時になった。

 アナタはどうするか。

答は,
「終わるまで休むな」である。
途中でひとつの勉強を中断させると,頭の中はリセットされ,
「かたまり」として脳に記憶されない。

休憩中にお茶を飲んでいるうちに,勉強した「かたまり」は消えていくのだ。

だからといって,「無理な計画」は良くない。
特に睡眠時間を削るような「計画」は最悪である。
1週間分まとめて勉強する
「ためべん」(なんだか下品な響きがある)もダメだ。



それでは,どんな「勉強計画」が良いのだろうか。
そのためには,
脳の「記憶」のしくみを知る必要がある。

脳は,どのようにして勉強したことを記憶するのだろうか・・・

それは,「次話を待て」なのである。
はっはっは!

(いよいよ第一の峠にさしかかるノダ)



余談
ホントは「記憶のお話」は,別のコーナーがふさわしいと思うのだが,
とりあえず,勉強法のコーナーに置くことにするのだ。



  

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