平成12月発行された 「環境省編」
【植物レッドデータブック】(449ページ)に見た オキナグサ
情報


オキナグサ:Pulsatilla cernua  被子植物・双子葉類・離弁花類 ・キンポウゲ科(Ranunculaceae) 「絶滅危惧U類」(VU)
形態と生育環境
日当たりのよい草原に生える多年草。根出葉は束生し、長い葉柄があり、2回羽状複葉。小葉は深裂し、さらに欠刻する。 茎葉は無柄、基部は多少合着し、綿状の裂片に分裂。根出葉や花茎には長い白毛を密生するが、葉の表面はやや無毛。花茎 は高さ10cm前後で開花するが、花後伸長して30〜40cmにもなる。花期は4〜5月。花は1個が頂生、鐘形で下向きに開く。萼 片は6枚、長楕円形、長さ2〜2.5cm、外面は長い白毛で被われ、内面は暗赤紫色。

植物RDB現地調査の集計結果
「現存する株数」別のメッシュ数
  〜   10  〜  100  〜  1000 〜不明 絶滅合計
594718458 35221
「以前からの増減」別のメッシュ数
  〜  1/100  〜 1/10  〜  1/2 〜 1 〜不明 絶滅合計
1825201010 10335221
危険性の主要因上位3項目の件数
園芸採取自然遷移草地開発 不明無記入 全数
11056416 51357

生育地の現状と判定理由〔判定基準:E〕
221メッシュのうち35メッシュで絶滅し、58メッシュで現状不明である。現存するのは59メッシュで数個体、47メッシュで 数十個体、18メッシュで数百個体、4メッシュで数千個体であり、総計約2万個体と推定される。平均減少率は約70%、 100年後の絶滅確率はほぼ100%である。園芸用の採集、植生の遷移、草地の開発が減少の主要因である。

都道府県別分布状況(○:生育、△:現状不明・文献情報、×:絶滅)
北海道、○青森、○岩手、○宮城、○秋田、○山形、○福島、△茨城、○栃木、○群馬、△埼玉、×千葉、 ×東京、○神奈川、○新潟、○富山、○石川、△福井、○山梨、○長野、△岐阜、○静岡、○愛知、△三重、 ○滋賀、○京都、○大阪、○兵庫、○奈良、×和歌山、○鳥取、△島根、○岡山、○広島、○山口、○徳島、 ○香川、○愛媛、△高知、○福岡、○佐賀、○長崎、○熊本、○大分、○宮崎、△鹿児島、沖縄


平成9年8月28日『環境省』 が報道発表した
【植物版レッドリスト】 に見たオキナグサ
情報


今回取りまとめたレッドリストでは、絶滅のおそれがある種 (絶滅危惧T類及びU類)の数は合計1,726種としている。 その内訳は、維管束植物(種子植物、シダ植物)ではオキナグサ、サギソウなど1,399種、 維管束植物以外の植物(蘚苔類、藻類、地衣類、菌類)ではマリモなど327種である。また、既に絶滅した種 (絶滅及び野生絶滅)としては合計68種が掲載されている。

以下絶滅危惧U類オキナグサに関する部分を抜粋してみると ・・・・


写真をクリックすると大きな写真になります 「絶滅危惧U類」(絶滅の危険が増大している種)とは:

現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来 「絶滅危惧T類」(絶滅の危機に瀕している種で、現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き 作用する場合、野生での存続が困難なもの)のランクに移行することが確実と考えられるもの。


オキナグサの都道府県別分布状況:

オキナグサ:Pulsatilla cernua:キンポウゲ科:
青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、栃木、群馬、神奈川、新潟、富山、石川、山梨、長野、静岡、愛知、滋賀、 京都、大阪、兵庫、奈良、鳥取、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、 (茨城、埼玉、千葉、東京、福井、岐阜、三重、和歌山、島根、高知、鹿児島)

(*注2)「都道府県別分布」は、今回のメッシュ単位の調査結果に基づき現存する都道府県名を記載。また、 メッシュ単位の現存情報は得られなかったが、文献等による分布情報がある場合、( )内に記載。 ( )内の都道府県では、絶滅又は絶滅に近い状態にある場合が多い。

 トップページへ戻る

 オキナグサの紹介へ戻る