〜放牧地とオキナグサ〜
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翁草について思ったこと 最近生息地が減少しているのは、翁草が環境の悪化によって減っている 他に、もう一つの原因があります(と思います)。 翁草は本来草地に生える植物で、日本では人間がいる所でなければ、 ほとんど生息できない植物です。なぜなら、日本で人が居なくなると、 100年もすれば、海岸や火山地帯、高原をのぞいて全て森林になって しまうからです。ですから、里山の風景、あるいは昔ながらの牧場の風景 が失われれば、とうぜん翁草はなくなっていきます。 全国自生地情報で、岩手県平庭高原や、安比高原がありますが、これら は牧畜がかつて盛んだった岩手県で林間放牧(林の中に牛を放牧する) が行われた場所で、その周辺に草地も作られ、昔ながらの野芝草原が あった場所です。逆に昔は畜産が無かった青森県の日本海側などでは、 殆ど見たことがありません。 キンポウゲ科の翁草は、牛に忌避されて、毒草のレンゲツツジ同様、 放牧地では大自生地を形成します。ですから翁草の自生があるわけですが、 現在、林間放牧が岩手県でも減少しており、林間放牧が無くなったところでは 数が減少しています(区界高原や頂上を含む姫神山山域など)。
翁草の風景は、人間の営みがあってこそと思ってください。
日本で牛が飼われなくなれば、確実に翁草の生息地は無くなっていきます。
開発を攻撃することも大事ですが、昔ながらの営みを維持できる、制度
や補助がなければ農村の環境(=かたくり、ふくじゅそう、おきなぐさ等の
花が咲く環境)は維持できないのではないでしょうか?
そういった視点も加えていただけると、より良い情報源になると思われます。
気になったものですから。翁草の保護のためには、農村社会が崩壊した現在
里山環境を総合的に保全していくなんらかの新しいシステムが必要でしょう。 |
| 以前、熊本日日新聞社創立企画で【阿蘇・草原の風】 第2部 『人と牛と野の花と』 2.「オキナグサ 放牧が自生助ける」 という貴重なページがあり、1999年6月5日熊本日日新聞社情報開発部のご厚意で、リンク了承済みであったが、 残念ながら2002年6月現在このページは削除されている。記事内容は小島様のご意見とほぼ一致したものでした。 |
m3naka@po.synapse.ne.jp
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