オキナグサにまつわるエピソード

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何故多くの人に愛される?

花、花茎にうぶ毛があり、純情可憐な乙女が恥じらうかのように 下向きに咲いているのが、とても可愛いくて、 「決して派手ではないが、可憐で美しく、純朴な姿に心を打たれる」 という人が多い。 オキナグサ


オキナグサを詠んだ短歌・俳句

古くより、短歌や俳句に詠まれています

随想「スイスのオキナグサ」

     美坂 幸治様(鹿児島市)

「週刊現代」平成11年4月24日号「日本花紀行」の中で、作家・立松和平氏が オキナグサについて興味深いことを書いています。『万葉の時代にはネッコグサと呼ばれていて、 万葉集にはこう歌われる。「芝付の御宇良崎なるねっこ草  相見ずあらば吾恋ひめやも 作者不詳」芝付の三浦崎のねっこ草のようなあの娘に逢わなかったら、 私は恋の苦しみをこんなに味わわなくてもすむのに。ねっこ草は、友寝をした寝っ娘にかけられているのだろうか。 こう考えると、どうもなまめかしい歌になってくる。この草の銀の毛は、娘の頬や胸に生えた産毛かもしれない。』 この歌はオキナグサを詠んだ最古の一首といわれています。


武田百合子著「富士日記」(中央公論社発行) 不思議な草

・・・触ってみても、花の中を覗いてみても、 底知れない不思議な思いがする、宇宙からやってきた動物みたいなのだ」  くわしくはこちら(熊本県・佐藤晴子様からの メール提供)


童話の中のオキナグサ

宮沢賢治の童話「おきなぐさ」(偕成社)で“うずのしゅげ” (オキナグサのこと)と蟻、ひばりとの対話や、「飛散した種子は天に昇って変光星になったと思う」 というくだりは興味深い。

宮澤賢治作品「朗読会」の話題メールは こちら


洋画家・黒田清輝 オキナグサの思い出

平成14年1月13日付読売新聞日曜文化欄「近代洋画の風」(山西健夫)から抜粋

のばらによめじよがたくさんはえております・・・」  くわしくはこちら


オキナグサの花言葉

【華麗】【告げられぬ恋】(4月9日) 『2000年カレンダー・ステラ:花ごよみ』(NHK「ラジオ深夜便」 で放送中の「誕生日の花」より) 資料提供は東京都・下西辰夫様
【背信の恋】 【季節の花事典】麓 次郎著 八坂書房 1999(新潟県 A Killer様提供)
【清純な心・背徳の恋・裏切りの恋】 ホームページ【花言葉・floword】(サクラ様)


オキナグサにまつわるエピソード追記

オールドファンには懐かしい服部富子の唄う 「満州娘」は有名。   わたしゃ十六 満州娘
  春よ三月 雪解けに
  迎春花(インチュンホワ)が 咲いたなら
  お嫁に行きます 隣村
  王(ワン)さん待ってて 頂戴ね
旧満州に在住された方や、中高年の女性の中には自然界に咲くオキナグサに対面した途端、 感激のあまり思わず涙ぐむ方がおられます。異国の野山で、或いは故郷の川土手で、オキナグサと楽しく遊んだ 幼き日の思い出が懐かしく蘇ってくるそうです。「私の存命中に、オキナグサと再会 出来るとは夢みたい」と、まるで昔の恋人にでも会ったかのように興奮して、涙ながらに話してくれたのは 72才の女性でした。
昭和13年、旧満州(ハイラル)へ送った慰問袋の返書に同封されたオキナグサの写真(右下)の裏面には、 右のような文が書かれていた。迎春花、広野一面春に先駆けて、
 咲き乱れて美しき花園、長い間の変化のない、
 只真っ白の雪世界に飽きたわたし達を、
 どんなに慰め、どんなに喜びを
 与えてくれるだろう。
 オウ!! 迎春花が咲いた、春が来たよ、
    可愛い花よ、その名も迎春花。
旧満州(ハイラル)の広野に群生していた白い?オキナグサ

(慰問袋の返書に同封されていた写真
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旧満州のオキナグサ
この写真を現在も大切に所有している園田アヤ様(鹿児島県伊佐郡菱刈町在住T.8年生)は、 「厳しい索漠とした冬の広野に漸く春が来て、可憐な迎春花が咲いた喜びが溢れていて、 胸を打たれました。この兵隊さんの遠い故郷にも、きっとオキナグサがいっぱい咲いていたのでしょう」 と話している。

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m3naka@po.synapse.ne.jp
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