frower2023年  12月のフィールドノートから

*番外編*12月3日 鹿児島県出水市
 12月2日~5日の3泊4日の日程で、出水市の米ノ津川でバンディング調査をおこなう。午後はあまり鳥が動かないので、西干拓にツルを観にいく。昨シーズンは鳥インフルエンザの流行で、渡来したツルの
1割ほどが死亡してしまうという前代未聞の異常事態となったが、ツルたちは何事もなあったかのようにのんびりエサをついばんでいる。野生のたくましさを改めて感じた。


▲ナベヅルの親子


▲マナヅルの親子


▲遠くにソデグロヅル


*12月9日・19日 奄美市大川河口
 オオタカの幼鳥が出ているとの連絡を受けて来てみたが、川面ではコガモやオカヨシガモ、ヒドリガモ、オオバンなどがすっかりくつろいでいる。近くにオオタカがいない証拠だ。川のそばの山の上のほうで
サシバがなにやら警戒しているので双眼鏡でのぞいてみると、川からずいぶん離れた枯れ枝にオオタカの姿を発見。ずいぶん白く見える個体だが、撮影しても証拠写真くらいにしかならない。しばらく待って
も近づいてくる気配がないので、あきらめて帰ることに。十日後に来てみると、今度は川のすぐ近くの枝先に止まり、じっくり観察させてくれた。


▲逆立ちしてエサを探すオカヨシガモのペア


▲くつろいだようすのオオバン


▲12月9日のオオタカ


▲12月19日のオオタカ


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