2010年
1月のフィールドノートから
*1月10日 奄美市住用町
山仕事をしていたらウスヒラタケを発見。ふつうは秋ごろ見かけることが多いが、こんな時期にも出るんだ。このキノコ、味をよく吸うし、歯ごたえも
あって、煮るによし、炒めるによしの優れキノコである。さっそく大きい(掌以上もある)3枚を持ち帰り、1枚は豚汁の具にして食す。美味。あとの2枚
はソテーにするかな。 普通だったら、いまごろはシイタケやハツタケ、アミタケの季節。野生のシイタケはさすがに現在ではあまり見かけないようで、
まだ二度しかお目にかかったことはない。フル(葉ニンニク)と一緒に炒めると味のあるハツタケはもう出ているのかな。探しに行ってみようか。アミタ
ケは傘裏の網の食感がよく、汁物によい。
春にはカンゾウタケが出るし、秋にはバカマツタケやニセマツタケが出るし、アラゲキクラゲは季節に関係なくよく見かける。そして幻のマイタケ!
あまりちゃんと調べたことはないが、奄美でも食用キノコは意外とたくさんありそうだ。
▲シイの根元の腐れた部分に生えたウスヒラタケ
*1月19日 奄美市住用町
オオトラツグミのコールバック調査を開始。しかし場所が悪いのか、時期が少々はやいのか、鳴き声に反応を示す個体はいない。それでもズアカ
アオバトのペアらしきものに遭遇したり、好奇心旺盛なアカヒゲのオスが出てきたりと、なかなか楽しい調査ではあった。
▲2羽で行動していたのでペアの可能性が高いが、外見では性別がわからないズアカアオバト。
▲林道上に現れたアカヒゲのオス。フラッシュで目が光ってしまった。