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はい!またまた、管理人が必死に調べました!!
血液中の細胞成分である血球の数、容積を測定する方法は、メランジュールという
特殊なピペットと計算板を用いる視算法と、自動血球計数器による方法がありますが、現在ほとんどの施設では自動算定が行われています。
自動血球計数器では、電気抵抗を利用する方法が主に用いられています。
これは、簡単に言うと、ごく小さな穴を血球が通るときの電気抵抗を測定し、
血球の数および容積を求めることですが、その際、ゴミや大きさの似た他の血球成分もカウントしてしまいます。(例えば、赤血球が壊れた病態、これを破砕赤血球といいますが、の時、壊れた赤血球の断片を血小板としてカウントしてしまう場合があり、「偽性血小板増多症」と呼ばれます。)
そこで、各血球の大きさと数をグラフ化(ヒストグラム)したものを作り、(これを粒度分布図と言います。)カウントされた血球数の正確さを出しています。
赤血球の場合、この粒度分布図のピークの高さを100%とした時に、下方から20%の高さにおける粒度分布の幅の絶対値(fl)を
「赤血球粒度分布幅:RDW(red cell distribution width)」と言います。
(この幅の決定方法には他にもありますが、20%の部分をとる「SD法」が一般的と思われます。従って正確には、「RDW−SD」と表記します。)
従って、この幅が狭いほど(値が小さいほど)赤血球の大きさがそろっている事になります。

RDW=H−L (fl)
この数値は、現在いろんな施設でその意義について研究中ですが、
例えば、前記のように脳梗塞などで赤血球が破砕された時の血小板増多症や、鉄欠乏性貧血では、赤血球が小さくなる「小球性低色素性」傾向が著明に見られると、小型赤血球と血小板とのオーバーラップの為、RDWの数値に異常が見られるとの、研究報告がなされています。
自動血球計測器の出現・発達のにより、赤血球に限らず、他の血球成分についても、同様の粒度分析がなされ、様々な疾患での特徴が研究されています。
粒度分布についての「新しい検査情報」の臨床的有用性は、現在研究中のものが多くあり、
今後多くの症例が学会などで発表され、より臨床的に意義を持った検査項目となることが予想されます。
今回、ご質問の「粒度分布幅(RDW)」という数値とは別に、粒度分布曲線を描出して、
疾患の鑑別に役立てる、という検査法もあります。
自動血球計測器には、この曲線を描出できる機種もあり、診断に役立っています。
興味をお持ちの方は、ここからどうぞ。
ラボ・データ研究所 HP管理人 丸山 尊久
管理人は血液学の専門家ではないので、上記記述に異論反論があると思いますので、より正しく詳しい情報をお持ちの方々のご教授を切望します。ラボ研までメール下さい。
主要参考文献:南山堂「医学大辞典」・金原出版「臨床検査法提要」
日本医師会雑誌「臨床検査のABC」・文光堂「臨床検査ガイド」 |