日 記 帳

観測日記、その他天体のことや身の回りのことなど、思いつくままに書いてみました。        

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06.03.14
NJP赤道儀
赤道儀がきてちょうど一週間、昨夜今夜の2日間
やっとテストすることが出来た。
赤道儀本体、ピラー柱ともとても重くて、組み立て
分解を繰り返していたら絶対に腰をやられてしまう
だろう。自分の場合は据置だから問題ないが。
とりあえず手持ちのFS102を載せててみると、ウエ
イト1個でバランスがとれてしまう。6.5kgのもの
が3個標準装備する。
24Vの電源をつないでスイッチを入れると、ブーン
という音とともにTemma2のボックスが細かく振動
しているのが分かる。Shopの人の話ではこの振動
が鏡筒本体に伝わって惑星等細かい模様を見ると
きに影響があるかも知れないということであったが、
鏡筒本体への振動の影響はまったく感じれなかった。
24Vで350倍速はコントロールボックスの手動では
遅く感じたが、後述の自動導入ではストレスを感じ
ることはなかった。
パソコンとの連携は接続に手間取ることが多いと
聞いていたが、これもまったく問題なく望遠鏡を認識
して自動導入できた。
自分のステラナビゲター6には機種の選択にTemma2
がなかったのでTemmaPCを選択したが、ヘルプの
説明どおりでちゃんと動いてくれた。





[ツール]
メニューの[望遠鏡コントロール]を実行すると[望遠鏡の設定]ダイアログが表示される。
[望遠鏡コントローラ][タカハシTemma PC]を選択する。
[ポート]を選択する(いちど設定すれば記憶される)
[コントローラ表示]チェックボックスをオンにする。[現在位置表示]チェックボックスをオンにする。
[接続]ボタンをクリックする。接続が完了すると、ダイアログの左下に「〜が接続されています」とメッセージ
が表示される。
[日時・場所送信]ボタンをクリックする。現在、ステラナビゲータに設定されている日時と観測場所の情報が、
望遠鏡に送信される。
送信確認のメッセージが表示されたら、時刻を確認し、「OK」をクリックする。
[閉じる]ボタンをクリックする。
ダイアログが閉じ、代わりにコントローラが表示されます。画面のコントローラには「導入」「同期」「天頂」
のボタンがある。
あとはステラナビの天体をクリックして「導入」をクリックすれば導入してくれる。
文章に書くと面倒くさいようであるが、2回目以降は
[日時・場所送信]ボタンのクリックだけでいいようであり
全然面倒くさくない。しかしこれはまだ勉強不足である。

導入精度は極軸をあわせて(完璧ではない)、γLeoから約60度離れた145CMaへ望遠鏡が反転して
子午線を超えて、アイピース55倍(実視界0.91°)の中心より少しずれたところに導入できる性能である。
これくらい離れると視野内には無理だろうと思ったが、ほぼ中心に導入できた時にはとても感激した。
眼視は経緯台に限るということも言えるが、固定設置した赤道儀に常にパソコンが接続してあれば、断然
自動導入のほうが多くの対象をお気軽に見れると思う。
自分で導入する楽しみもあるが自分はもう9年もそれをやってきたので、今後はお気軽自動導入観望と
撮影を楽しみたい。
今夜も空の半分を雲が覆ってさらにほぼ満月の月が出ていたが、10個以上の重星と散開星団を楽しむ
ことが出来た。土星を見たとき感じたことが、同じFS102でもワンランク上の鏡筒で見ているようであった
ことである。ピラー柱を床と分離して基礎の上に載せたこと、ピラー柱と赤道儀本体がとても頑丈で重くて
振動がないということが原因だろう。GP赤道儀とじか置きの三脚の時は振動を常時拾っていた。
シーイングは並であったが、微動だにしない土星はカシニも分かり本体の模様も確認できた。
週末にでも再度、基礎の水平を取り直し極軸をあわせてパソコンの設置場所を確保したり、使いやすい
環境を構築していきたい。