観察と検証

 重星の眼視観察では光度差の大きいものや接近したものは伴星の確認が怪しいことが多く、
 撮影でも同じことが起こる。
 下の画像はデジカメで撮影したシリウスであるが、色々な位置角の所に伴星?が写っている。
 拡大率やその他の撮影データを明かさずに伴星だと言い張れば、伴星として通用しそうである。
 この写真の場合は、短時間の間に望遠鏡に取り付けたカメラの位置は変えずに撮影しているの
 で明らかに伴星ではない。伴星であるという根拠も見当たらないし、証明する能力は私には無
 い。

 次はデジタルビデオカメラで撮影したβOri(リゲル)とαCMa(シリウス)の回折リングの有無である。
 実はこの撮影はアポダイジングスクリーンを使用しており、その影響を排除出来ないので、回折リン
 グとは断定できない。αCMaは内側のリングより外にもう一つ微かにリングが写っており、もしかした
 ら回折リングかもしれない。