「沈黙のメッセージをとらえた写真」梅崎 義人(あとがきより抜粋) 私は越間の商業写真ハガキを手にした時、視点、角度、色彩などに感嘆するが、 ストーリーは書けない。だが、彼の人物写真を見ると、ショートストーリーを書きたい意欲が湧く。 集団就職に出発する新卒者、農作業の人たち、 親の労働の手伝いをする子供たち、祭りに集まった人々・・・。 これらの人々の顔と動きには、これまでの人生とこれからの人生が濃縮されて表現されている。 長年ジャーナリズムの世界に生きてきた私だが、越間の写真を手にすると、 それをもとにして優れたストーリーが書けそうな気になる。不思議でならない。 |
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解説 | 日本復帰から平成までの奄美各島々の出来事。 集団就職、選挙、皇室来島、東燃石油備蓄反対闘争、映画ロケ、歌手来島、 沖縄返還・・・さまざまな風が吹き抜けていった。 300点余を厳選した写真集は、奄美に生きたかけがえのない日々を、永遠に記録する。 |
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発行 | 南方新社(2002年7月刊) | ||
頁数 | 215P | ||
価格 | 4.000円(税込) |