ウォルト・ディズニーについて
ウォルト・ディズニー( 1901-1966)は、シカゴ生まれの大衆文化事業家です。ミッキーマウスやドナルドダッグなど、有名なキャラクターの数々を創造し、広大な土地を利用した大規模遊園地ディズニーランド(ロサンゼルス郊外)・ディズニーワールド(フロリダ)を開園させたことで有名です。
彼の業績として、「キャラクターの創作」「初のトーキーアニメ製作」「初のテクニカルカラー・アニメの製作」「マルチプレーンカメラの開発」「初のステレオサウンド映画の撮影」「初の立体アニメーション製作」「初のシネマスコープ映画の製作」「ゼロックスによる線画のセル画定着法を開発」したことなどがあげられ、彼の関わった映画で29のアカデミー賞を得ています。
彼は、プロテスタント倫理を強調し、自由なファンタジーを描く反面、健全な常識を逸脱する内容には走らなかったことで、誰でも楽しめる「ディズニー映画」を確立しました。また、生涯権利問題に苦しんだため、ウォルトディズニー社は著作権にうるさいことで有名です。
日本で、彼の作品に気軽に親しめるところとして東京ディズニーランドがあります。
○キャラクターの創作○
ミッキーマウスをはじめとした永遠不滅とさえ言われるキャラクターを多数排出しています。
○テクニカラーを使用したアニメの製作○
テクニカラー(←登録商標だそうです)というカラープリント技術で3色減色法のテクニカラーを利用して「朝の森」(1932)というカラー映画を作りアカデミー賞を取ったそうです。テクニカラーの数年間の独占契約を結んでいたとか。(情報提供:YUTAOさん)
○マルチプレーンカメラ○
セルを立体的に配置して撮影することによって奥行きを表現することができるカメラです。現在はスキャナーで取り込んでコンピューター内で撮影することができるので、利用しなくてもアニメは作れますが、「千と千尋の神隠し」では、使用されていました。
○ステレオサウンド映画○
最近では 5.1チャンネルなども家庭で楽しめるようになりましたが、その先駆けてきなものでしょう。
○立体アニメーション○
赤と青の線画を、赤と青のセロファンを貼った眼鏡を利用する事により立体的に見るというものです(情報提供:YUTAOさん)
○シネマスコープ○
従来のフィルムに横方向を圧縮した像をプリントし,上映時に逆に引き延ばしてワイドスクリーンにする仕組みです。(情報提供:YUTAOさん)シネマの語源になった、映画投影装置のことです。略してシネスコ。
○ゼロックスによる線画のセル画定着法○
トレス?のことでしょうか。線画をセルに効率よく転写するための方法です。
ウォルト・ディズニー社について
ウォルト・ディズニー社は、アメリカの4大テレビネットワークの一つABCテレビ(その他所有している10の地方局と合わせ全米の1/4をカバー)や、
スポーツ放送のESPN(視聴者7000万人)・ディズニーチャンネル(2000万人)・ライフタイムテレビジョン(6600万人)、大手インターネットサーチエンジンサービスの米Infoseek、
子ども向け番組制作会社フォックス・ファミリー・ワールドワイド(FOX)等を傘下に置く
世界最大手の娯楽産業会社です。
プロスポーツチームとしてNHLマイティーダックス(アナハイム、CA) があり、Disney Hachette Presse、Disney Press、Hyperion Press、Mouse Worksなどの出版社も所有。
ディズニーランド、ディズニーワールド、東京ディズニーランド, ユーロディスニーなどの運営にも参加している。
米国の企業だからか、いろいろな所を探しても資料が見つからないのですが、
NHKの資料によると総社員数は12万人と推測(2001年現在の推定)、別資料によると
米ウォルトディズニーカンパニーの従業員数は62,000人とされ、1996年度の売り上げは221億円、
映画やニュース・インターネット等のほぼ全てのメディアを包含する大企業で、
日本でも、ウォルトディズニーの著作権管理会社である、ウォルト・ディズニー・エンタプライズ
(日経新聞のデータベース・帝国データバンク・東京商工リサーチによると、所在地はもとより正式名称すら不明)や
業務携帯しているディズニーランドを運営するオリエンタルランド株式会社などがあります。
本社所在地はBurbank, CA、経営陣はMichael D. Eisner (会長・CEO)。
また、多くの会社への関連商品の提供や番組制作の協力を行っており、
そのバックボーンによって、多くのマスメディアはディズニーに不利益な報道は
出来ないと言う状況です。(CNNテレビなどではそちら系の報道がありますので、ご覧下さい♪)
Domain Information: [ドメイン情報]
a. [ドメイン名] DISNEY.CO.JP
e. [そしきめい]
f. [組織名] ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
g. [Organization] The Walt Disney Company Japan
k. [組織種別] 株式会社
l. [Organization Type] Corporation
m. [登録担当者] WA002JP
(アレキサンダー、 ウエイン:admin.domain.international@disneyonline.com:ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)
n. [技術連絡担当者] GG018JP
(グラッドストーン、ガンダー:tech.domain.international@disneyonline.com :ディズニー エンタープライズ)
p. [ネームサーバ] tigger.disneyonline.com
y. [通知アドレス] tom_jacobson@corp.disney.com
y. [通知アドレス] jpnic@j5.com
[状態] Connected (2002/03/31)
[登録年月日] 1996/08/28
[接続年月日] 1996/12/10
[最終更新] 2001/08/09 10:07:45 (JST)
jpnic@j5.com
以上はJPNICからの応答
ディズニーによって翻案された作品
- 映画のタイトル(公開年月日)
- ●ディズニー映画のあらすじや特徴
●原作の作者などの情報や、作品ができた背景など。
●原作のあらすじ
●管理人コメント
○リンク
- 白雪姫(1937,12,21)
- ●ディズニー初の長編アニメ、アカデミー特別賞受賞。王子様のキスでお姫様が目を覚ます感動的な作品。
●グリム童話集53番の題名、原題はドイツ語で"Schneewittchen"。グリム兄弟がヘッセン地方でいろいろな人から聞いた話をまとめた物。1810年手稿、1812年初版、1819年第2版から白雪姫を狙うのが実母から継母に変わる。
●「雪の上に落ちた3滴の血を見て,子のない女王が,雪のように白く,血のように赤く,黒檀の窓枠のように黒い子がほしいと願う。やがてそのとおり美しい娘が生まれるが,女王は死ぬ。後妻は娘の美しさをねたみ,狩人に娘を森で殺せと命じる。娘は危うく難をのがれ,山の小人の小屋にかくまわれる。鏡との会話でそれを知った継母は行商人に変装し,1度目はひもで,2度目は侯で殺すが,小人が生き返らせる。3度目,毒のリンゴで殺すと,小人は娘の死体をガラスの棺に入れる。王子がそれをもらい受けて運ぶ途中,振動でのどのリンゴがとれ,娘は生き返り,2人は結婚する。」(平凡社 世界大百科事典より引用)
●白雪姫は王子様のキスで目覚めるわけではないんですね。日本にも「白雪姫の伝説」(1994 タツノコ/NHK)という作品があります。話はずれますが、「本当は怖いグリム童話」などの書物を読んで、浅はかに「拷問あり、近親相姦あり、人肉食あり」などと騒ぎ立てる人もいますが、物語の根底を理解されればこれらの書物の言わんとすることやディズニーのやっていることがはっきり見えると思います。…ミュージカルでもないのに歌いすぎだと(^^;)絵は当時の物とは思えないくらい大変綺麗で、アカデミー賞を沢山取ったのもうなずける作品です。
○蘊蓄の部屋
- ピノキオ(1940,7,2)
- ●「星に願いを」という曲で有名な作品。
●イタリアのコローディ(1826-90)の代表作、「ピノキオの冒険(原題:Le avventure diPinocchio)」(1883)、イタリア読みではピノッキオ。19世紀末、イタリアが領土的な統一を果たしたばかりの中、子供達の教育を目指して盛んに生み出された児童文学作品の一つ。被支配者階級の貧しい人民の視点に立った作品。
●「貧しい老人ジェッペットが木切れから作り上げた操り人形であるが,人間の子どもと同じように話したり動いたりできる。そのうえ,たいへん悪戯(いたずら)好きの腕白者で,父親のジェッペットに苦労ばかりかけている。内心はよい子になろうと思っているのだが,遊びの誘惑に負けて,ある日ついに長い冒険の旅に出てしまう。そしてさまざまな事件に巻き込まれ,幾度も危険な目に遭うが,瑠璃(るり)色の髪の美しい仙女ファータが,あたかも母親のように,また運命の女神のように,いつでもどこかで彼を見守ってくれている。旅路の果てに,身体の弱ったジェッペットに再会したピノキオは,過去の行いを悔いて,父親のために必死に働くようになる。そしてその親孝行の報いとして,ある朝目覚めてみると,操り人形のピノキオは,人間の子どもに生まれ変わっていたのだった。」(平凡社 世界百科事典より引用)
●体の弱った生みの親、ジェッペットと再開し、過去の行いを悔い必死に働くピノキオが最後には酬われるという感動作です。鼻が伸びたり、鯨のシーンなどは原作ではどうだったのでしょうね。いずれにせよディズニーは言いたいことを多少ねじ曲げる風潮にあるような気が。こちらも絵が綺麗です。
- ミッキーマウスのジャックと豆の木(1947,9,27)
- ●どういう映画でしょう??
●英国の昔話。比較的広範囲に口頭伝承されている物語で様々なパターンが存在する。
●貧乏な母親と住むジャック少年は牝牛を市へ売りに行く途中,不思議な老人の言うなりに牛と魔法の豆をとりかえる。怒った母親が窓の外へ放り投げた豆は翌朝天までとどく豆の木に生長。ジャックは木をつたって天へ登り人食い鬼の家に着く。3回の天訪問のつどジャックは,金貨の袋,金の卵を産む鶏,金の竪琴を盗み出す。3回目に竪琴が主を呼んだおかげでジャックは鬼に追われる。先に地上に降り立ったジャックは母親の斧で木を切り倒し,鬼は落ちて死ぬ。ジャックはお姫さまと結婚し3人は幸せに暮らした(J. ジェーコブズ版,1890)。(平凡社 世界大百科事典より引用)
●見たこと無いんですよね(汗)ドラえもんでも似たようなのがありました(笑)
- シンデレラ(1950,2,15)
- ●ウォルト氏自身が最も好きだと言った作品。魔法使いが歌った曲「ビビデ・バビデ・ブー」は有名。
●起源はオリエントとされ、世界的に分布している物語。シャルル・ペローが「昔々の物語ならびに教訓」(1967)に「サンドリヨン」という名で載せてあるのが大変有名。他にも、グリム童話集の21番では「灰かぶり」として紹介されている。
●「継娘が継母とその実子に虐待されるが,親切な動物が食物や贈物をくれる。実子がそれを知り,継母が動物を殺す。シンデレラがその死体を埋葬すると,墓に上等な服がおいてある。王子が祝宴を開くことになると,継母は難題を与えてシンデレラを行かせまいとする。動物たちの援助で難題を片づけ,墓の上等な服を着てシンデレラが祝宴に行くと,王子は美しさに打たれて娘をひきとめるが,2度までは逃げられ,3度目に娘の靴だけを手に入れる。王子はその靴に合う足の娘を探し,ついにシンデレラを発見して結婚する。」(平凡社 世界大百科事典より引用)
●継母がガラスの靴を割っちゃうという偉業を成し遂げるディズニーに乾杯♪(おかげさまで今日の絵本の中には、この継母が登場するものもあるんですって!)動物が殺されるシーンはどうなってたかな?…王子様は人形の如し、だそうです。日本でもシャルル・ペローのサンドリヨンをもとにした「シンデレラ物語」(1996 タツノコ/NHK)というアニメ作品があります。
○シンデレラ−ふたつのものがたり−
- 不思議の国のアリス(1951,7,28)
- ●怖かったとしか言いようがありません、まる。
●イギリスのルイス・キャロル(1832-98)が書いた小説「不思議の国のアリス(原題:Alice’s Adventures in Wonderland)」(1865)。ルイス・キャロル(本名:ドジソン)は、11人兄弟姉妹の長男として産まれ、学校教師として生活する傍ら、本名をもじった名前「ルイス・キャロル」で戯作を寄稿していた。物語は少女を触媒として、道徳的・心理的抑圧を逃れ言語や理論についての常識をくつがえして描かれたものが多い。
●白ウサギのあとを追ってウサギ穴に落ちた少女アリスが,地下の国で,身長の伸び縮みや,涙の池や,気違いティー・パーティなど,多くの冒険を味わい,気違い帽子屋やチェシャー猫など,かずかずの人物・動物に会う。最後に,ジャックを裁く不条理な裁判に抗議の叫びをあげたところで,アリスは夢からさめる。(平凡社 世界大百科事典より引用)
●ディズニーのスタッフは、あれだけトランプをかいて、よく飽きなかったものだなぁと感心します。迫力があったことは確かだと思います。ちなみに、「不思議の国のアリス症候群」という病気もあります、…症状はすぐにご想像いただけるかと。ディズニーにしてはこんな内容のをよくやったかな…とも、思います。「ことば遊び」のおもしろさがそがれた感じのある作品、アメリカとイギリスのセンスの違いが明らかになってますね。
○不思議の国のアリス
- ピーターパン(1953,2,5)
- ●作者パリー(の遺族?)との交渉が難航した作品。「右から2番目の星」「君も飛べるよ」などの曲が有名。
●イギリスの劇作家ジェームス・M・パリー(1860-1937)の書いた小説「小さな白い鳥」(1902)。また、同小説を脚色した劇「ピーター・パン」(1904初演)・同じ物語を扱った小説「ピーターとウェンディ」(1911)など。この劇はイギリスでは必ずクリスマスの頃には幼い観客のために上演されるという。
●「ロンドンに住むダーリング家の娘ウェンディとその弟2人が,ピーター・パンという永遠に成長しない少年に連れられて不思議な島へ行き,俗世間から行方不明になっていた少年たちに歓迎されたり,ピーターをねらう海賊フック船長やその一党と戦ったりした末,ロンドンへ戻るという物語。」(平凡社 世界大百科事典より引用)
●青年に見られる幼稚化現象の事を「ピーターパンシンドローム(症候群)」とよんだりします。…作者の交渉が難航した理由はなんだったのでしょうね。…こちらはウェンディーがお人形さんと。マネキンでもトレースしたのか(汗)??日本でも「ピーターパンの冒険」(1989年 日本アニメーション)というアニメ作品があります。
○ピーター・パン
- ロビンフッド(1973,11,8)
- ●動物を擬人化しすぎて失敗した作品。
●どうやら実在の人物のようです。
●「イギリスの伝説的英雄。〈獅子心王〉リチャード1世(在位1189‐99)の時代,すなわち12世紀後半ごろに,ノッティンガムシャーのシャーウッドの森にこもり活躍したと伝えられる。リトル・ジョン,タック坊さんなど,愉快な部下とともに悪王の圧政に苦しむ民衆を助け,金持ちから奪った富を貧民に与え,けっして女に害を加えぬ義賊といわれる。一説によると,本名をハンティンドン伯爵ロバート・フィツース Earl of Huntingdon,Robert Fitz‐Oothという貴族であったが,ゆえあって国法を破り森に住む山賊となり,最後に一修道女の裏切りによって非業の死をとげたことになっている。ロビン・フッドは民衆の間に圧倒的な人気があったため,数々の文献に名を残している。」(平凡社 世界大百科事典より引用)
●日本にも「ロビンフッドの大冒険(オフィシャル)」(1990 NHK/タツノコ)というアニメ作品があります。
- リトル・マーメイド(1989,11,17)
- ●新生ディズニーが花開いた作品でしょうか?
●デンマークの作家アンデルセン,HC(1805-75)の書いた「アンデルセン童話」の中の「人魚姫」。同作は作者の度重なる失恋からできた傑作である。
●船に乗っていた王子様に一目惚れした人魚姫。ところが船が沈没してしまい人魚姫が王子様を助ける。しかし、人魚なので王子様に会うことが出来ないので魔女のもとに行き王子様と結ばれる条件で自分の声と引き替えに足をもらった。しかし、王子様には婚約者がいたので、魔女との約束通り人魚姫は海の泡になってしまいました。
●人魚姫が泡にならないところがばかげていて、物語の真意を根底からねじ曲げてなんでもハッピーエンドにするところがディズニーらしくて好きです。言うなれば、遠くに行かない「さっちゃん」消えない「シャボン玉」外人さんに連れて行かれない「赤い靴はいた女の子」小さくない「秋」。
○人魚姫に見る恋と創作
- 美女と野獣(1991,11,15)
- ●CGシーンが有名。完成直前にハワード・アシュマンがエイズで死去、クレジットの最後に追悼の辞が載る。
●「大陽の東・月の西」(ノルウェー)や「歌って踊るヒバリ」(グリム童話88番)などとして知られている。「美女と野獣」という題名はJ・コクトー監督の同名の映画(1946)による。また、その映画の原作となったのは、フランスの童話作家ルプランス・ド・ボーモンLeprince de Baumont 夫人(1711‐80)の教育目的で執筆し代表作として知られる同名の作品である。その話のあらすじは以下の通り(3人の息子と3人の娘をもった商人が遠出の帰路,森の野獣の御殿に迷い込み,身代りに娘をひとり差し出す約束をさせられる。気だてのよい器量よしの末娘だけが身代りになるのを承知する。娘は,王女様のようにたいせつにされ,野獣が心やさしいのを知るが,その醜い姿を見ると結婚に同意する気になれない。病気の父を見舞うため家に帰るのを許されると,美しく着飾った妹をねたんだ姉たちは約束の日がきても帰さない。ある夜,末娘は采死の野獣を夢に見,急いで帰り,息も絶えだえの野獣に愛の言葉をかけると,意地悪な仙女に野獣に変えられていた王子が元の美しい姿に戻る。ふたりは結婚し,幸福な生活を送る。)(平凡社 世界大百科事典より引用)
●「三人姉妹の末娘が,父が野獣と交わした約束に従って野獣の妻になる。野獣は夜の間だけ男の姿になる。妻は夫から言われたタブーを守って,その姿を見ないでいるが,身内の者にそそのかされて,明りで照らして見てしまう(または名前を尋ねる)。タブー違反によって夫は去り,妻は困難な探索の旅に出る。他の娘との結婚直前の夫を発見し,途中で出会った援助者からの贈物,あるいは途中で助けてやった動物の援助で,夫に自分を再認識させる。ヨーロッパでは,野獣は実は魔法をかけられた人間で,娘の力で魔法が解かれる。」(平凡社 世界大百科事典より引用)
●原作を知らないので(^^;)別に嫌いじゃないですけど。
- アラジン(1992,11,11)
- ●日本語版で、羽賀健二がアラジン役を演じる。ヒットの後、報酬をめぐってディズニーとロビン・ウィリアムス(ジーニー声役)が対立。
●アラビア語で書かれた説話「アラー・ディーンと不思議な(OR 魔法の)ランプ」日本では「アラジンと不思議なランプ」という名で知られる。18世紀初めフランスの東洋学者ガランが「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」に収めるが、元々の話がどこから発生したのかはよくわかっていない。
●「中国のある町に住む貧しい寡婦の不良児が,魔物を駆使するランプと指輪を手に入れたため,異常な出世をするという筋」(平凡社 世界大百科事典より引用)
●千夜一夜物語って、とっても大人向けのすごい内容を含んでるのに…ディズニーが映画化するとは…。それにしても、すごくストーリーのレベルの低い内容ですよね。個人的に曲は結構すきですけど…。日本でも「千夜一夜物語」(虫プロ 1969)や「世界名作童話 アラジンと魔法のランプ」(東映動画 1982)などがあります。
○千夜一夜物語
- ノートルダムの鐘(1996,6,21)
- ●シリアスなストーリーで、主人公の恋は実らないけどハッピーエンドらしい。
●レ・ミゼラブルで有名なヴィクトル・ユーゴ原作 The Hunchback of Notre Dame(日本語訳: ノートルダムの背むし男[ノートル・ダム・ド(ドゥ)・パリ])。ミュージカル等でよく講演されています。6ヶ月ほどの短期間で書かれたとか。
●見にくい容姿の主人公カジモドはノートルダム大聖堂の副司教フロローに拾われる。成長したカジモドは美しい踊り子エスメラルダに恋をするがフェビュスに阻止される。ところがエスメラルダはカジモドに優しく接してくれた。フロローはフェビュスがエスメラルダをもてあそんでいる事を知り刺して逃走。居合わせたエスメラルダは殺人の疑いをかけられ裁判で死刑判決が下る(実はフェビュスは死んでいない)。処刑される直前カジモドは彼女を大聖堂にかくまう(聖堂内では何人も拘束されない)。3人の間でいざこざがあって、結局、エスメラルダは縛首台へ。フロローはカジモドに殺された。だいぶ後、エスメラルダの墓を掘り返してみるとそこには、カジモドの骨もあったという…。
●実際は悲劇(といっても、すごく感動するお話です。…あらすじしか読んでませんが^^;ぜひご覧下さい。)なのに、またもやハッピーエンドに変更されています。ちなみに、せむしが放送禁止用語なので、日本ではこの題名が使用されています。(せむしとは、肩が奇形する病気です)。
○ノートルダムの鐘原作ダイジェスト
- ムーラン()
- ●恋のシーンがほとんどない、珍しい作品。
●中国の古い小説「木蘭辞(木蘭詩)」(作者・無名氏:作者未詳ということらしい。)が木蘭が出てくる最古の文献だとされる。南北朝期の北方の民間民謡に由来するといわれる。現在の京劇などの伝統戯曲においても「花木蘭」の題で演じられている。
●「元帥の賀廷玉が木蘭をぜひとも自分のむすめの婿にと願ったことから,木蘭が女性であることが知れる(花木欄)」(平凡社 世界大百科事典より引用)というお話。
●アジアはだいぶ勘違いされているようです。子供向けアニメといってもあまりにお粗末…という酷評も多いみたい。絵にしても、見せ場のシーンはCGで大人数が突入?するところぐらいで…。
○詩歌の散歩道
花木欄
木蘭詩
- アトランティス(2001,6,?)
- ●「ふしぎの海のナディア」の盗作疑惑が報道される。アメリカでは古典的アニメ(非3Dムービー)としては…という批評を受けている。
●「ふしぎの海のな」…もとい。フランスのSF小説家、ジュール・ベヌルの小説「海底2万マイル(リーグ)」。SF小説の始祖であり、現在でも広く親しまれている数々の作品を書いている。また、日本での翻訳文学史上でも大変大きな位置を占めていた。「"少年少女"の作家といって片づけるには"あまりに深遠で貞の多い,またあまりに今日的な"」(R.ルセール)作品である。
●「1866年、その怪物は大海原に姿をみせた。長い紡錘形の、ときどきリン光を発する。クジラより大きくて速い怪物であった。それは、次々と海難事故を引き起こしていく、パリ科学博物館のアロナックス教授は、原因究明のため太平洋に向かったが彼を待ちうけていたのは、ネモ船長が指揮する潜水艦ノーチラス号だった。海底の森・サンゴの王国・海底トンネル・幻の大陸・大ダコとの死闘。ノーチラス号の行く先々で展開される海底の驚異と神秘に満ちた大冒険。」(NOAより引用)
●日本にも「ふしぎの海のナディア」(1990 NHK)というアニメ作品があります。っていうか、アトランティスって何よ?なんで、エドガー・ケイシーの予言っぽいのが出てくるのよ>”アトランティス”。
☆考察☆
魔法がかかる前 ディズニーファンの観点で原作を紹介されているページです。
まず、最初に、「トムとジェリー」(MGM)はディズニーではありません。うちの親戚に勘違いしている人がいたので。その他「スヌーピー(ピーナッツ)」や「タンタン」もディズニーではありません、ご注意下さい。
上に書きましたとおり、ディズニーの現在のアニメ界や文化に及ぼす影響は非常に大きなものがあります。特にマルチプレーンカメラやゼロックスによる線画定着などの技術面では撮影がCG化されたつい最近までなくてはなりませんでした。また、ミッキーマウスをはじめとするキャラクターは様々な形で製品化されいたるところで見ることができ、家庭の奥深くまで浸透しています。(オリエンタルランド株式会社が運営する)ディズニーランドも大変成功したテーマパークとなっており今年('01)の夏にはディズニーランドに隣接した新しいテーマパーク「ディズニーシー」も開園していっそうその認知度をましています。
しかし、ディズニーの作る映画に対し疑問があるのでまとめてみます。
ロビンフットはよく知りません(おい)。ピーター・パンもよくわかりません(おいおい)アラジンも、「千夜一夜物語」からHなシーンを排除して物語を構成するというのは、そこに特に重点があるわけではないですので、まず問題のないことだと思います。ムーランについても、昔の話であり、いろいろ他の話でも使用されているので、アジアについて誤認があるところを気にしなければ問題ないと思います。
グリム童話にある「白雪姫」「シンデレラ」「美女と野獣」について。グリム童話はもともとグリム兄弟が民間に語り継がれている話をまとめた物なので、多少の変形はありますし変形させることも問題はないと思います。また、ディズニーも物語の根底をねじ曲げるような改変は行ってないようなのでその点はなにも問題ありません。しかしグリム童話の原題は「日本語:子どもと家庭のための昔話集」となっています。白雪姫などで極端に恐ろしい描写や見た目あまり感動的でないシーンなど多々ありますが、それはグリム童話が原題の通り「家庭のための」本であることと、民族の文化遺産を保存するという学問的目的でできたという経歴があるからです。その点を考慮して、「教訓」的なものを多く排除し「キス」などの恋愛的なロマン中心の物語に変えてしまったことにはいささかの疑問を感じます。
「ピノキオ」は、生まれ変わろうとするイタリアの子ども達により道徳を学ばせようとして書かれた作品です。民間に伝わる話ではありません。従って改変するのはどうかと思いますが、原作をよく知らないので置いておきます(おい)。
「不思議の国のアリス」は(こちらも民間に伝わる昔話ではありません。小説です。)、静的な言葉遊びの楽しさがすばらしい物語であるにもかかわらず、映画ではあまりその点は反映されておらず、物語のおもしろさを軽減させてしまった印象を受けます。(原作を知っていれば楽しめるでしょうが。)
「リトルマーメイド」は物語の真意を根底からねじ曲げてしまった作品です。作者のアンデルセンは自分の度重なる失恋を物語に投影して「人魚姫」という作品を書きました。もともと人魚というのはあまり民間からすかれている生物ではないので、おそらく人魚を主人公に物語を書いたのはアンデルセンぐらいのものだと思いますが(アンデルセン以後は多数あるでしょうが…)そんな人魚姫を無事に王子様と結ばせて「めでたし、めでたし」とは作者の意図に真っ向から反しますし、教訓的な内容も全く排除されてしまっています。またもやロマン主義の名の下に、お話が変えられてしまっているのです。こういう改変をされて喜ぶ作者がいるでしょうか?
「ノートルダムの鐘」の作者はレ・ミゼラブルで有名なヴィクトル・ユーゴです。ご存じだとは思いますが、とても優れた悲劇をかく人です。ところが、こちらもディズニーによって大幅に内容が変更されてしまいました。子どものことを考えるのなら悲劇は悲劇で終わらせるべきだと思います。読む人に対する教訓的なものをぬぐい去り、安易にハッピーエンドにするということは、子どもの知性を奪う以外のなにものでもありません。
「アトランティス」話を全て変えてオリジナルストーリーとするのであれば、適当に原作を持ってこないで欲しいものです。見た人が絶対に勘違いします。
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