「出水兵児修養の掟」紹介ストーリー
1.   出水兵児修養の掟紹介の巻
登場人物 兵児ちゃん 父上
    @     兵児ちゃん 「父上、蔵から巻物が出て来ました。これはなんですか?」
    A     父上    「これは出水兵児修養の掟と言って、人が世の中で生活する上で
           とても大切な教えが書かれてあるんじゃ」
                             「ワシも子供の頃、よく教えられたもんじゃ」
    B     父上    「お前も、一度呼んでみなさい」
           兵児ちゃん 「はい! 父上」
    C     兵児ちゃん 「何て書いてあるんですか?」(漢字が多くて)
          父上    「・・・・」
2.「士ハ節義を嗜み申すべく候」の巻
  (訳 人は日頃から節義を心がけなければならない)
登場人物 兵児ちゃん 近所のおじさん 近所のおばさん お地蔵さん
 @ 兵児ちゃん   「おはようございます」
   近所のおじさん 「おはよう」
   近所のおばさん 「まあ、感心だねぇ」
 A 近所のおばさん 「お団子あげましょう」
   兵児ちゃん   「ありがとうございます」
 B 兵児ちゃん   「おはようございます」
   お地蔵さん   「・・・・」
   兵児ちゃん   「お地蔵さんじゃ、返事しないか・・ははは」
 C お地蔵さん   「感心だねぇお団子あげましょう」
   兵児ちゃん   「結構です」(お腹いっぱいなので・・)
3.「口に偽りを言ハず、身に私を構えず、心直にして作法乱れず」の巻
  (訳 嘘を言わず、自分勝手でなく、ひねくれず、立ちふるまい挨拶など
社会のきまりに合った交際上の動作や作法をみにつけよう)
登場人物 
 @
 A
 B
 C
4.「礼儀正しくして上にへつらハず、下を侮どらず」の巻
  (訳 地位の高い人に気に入られようとしてこびることなく、地位の低い人を
見下げてばかにしてはいけない)
登場人物 
 @
 A
 B
 C
5.「人の患難を見捨てず、己が約諾を違へず構えず」の巻
  (訳 他人の災難や心配ごとなどを見捨てず、引き受けた事はやりとおす)
登場人物 
 @
 A
 B
 C
6.「甲斐かいしく頼もしく、かりそめにも下様の賎しき物語り悪口など
話の端にも出さず」の巻
  (訳 物事の労を惜しまず頼りにされ、人の悪口はぜったい言わない)
登場人物  
 @
 A
 B
 C
7.「たとえ恥を知りて首はねらるるとも、己がなすまじきことをせず」の巻
  (訳 たとえ、面目を失い名誉を傷つけられて職を失う事になっても、自分が
すべきでないことはしない)
登場人物  
 @
 A
 B
 C
8.「死すべき場を一足も引かず」の巻
 (訳 決死の覚悟を決めたときは気おくれしない)
登場人物  
 @
 A
 B
 C
9.「その心鉄石の如く、又温和慈愛にして」の巻
  (訳 精神は強固でやさしく深い愛情があること)
登場人物 
 @
 A
 B
 C
10.「物の哀れを知り人に情あるを以って節義の嗜み」の巻
  (訳 情趣・風流を理解する洗練された心と思いやりのある温かい心を持つ事)
登場人物 兵児ちゃん 
 @
 A
 B
 C