まず、以下にオリジナルソースへのリンクを貼っておく。ライオンPR事務局さんからの添付ファイルである。(こうしないと改変されたと思われるので)
発表資料
さて・・・
このメールの真意を私なりに勝手に推測すると、ライオンは今度発売する育毛剤をインターネットでのマーケティングを重視して展開しようと考えているのではないだろうか。
(上記リンクの資料は私以外の所にも送られているようだ)
そこで、個人運営の育毛サイトからの口コミからも認知度を広げようというマーケティング戦略ではないだろうか。直接ライオン広報からのアプローチではなく、広告代理店を通したのは、大手は個人とのやり取りはしないだろうからと考える。まあ、当然だよね。
ただ、ライオンさんの名誉のために言っておく。マーケティングは重要だ。常に進歩が必要な現代においてテレビCMだけでシェアをとるのは難しい。今後は特にその傾向が強くなっているように思う。ライオンがやらなければ、どこかがやるだけだ。遺伝子学的アプローチを行えるのは大企業しかできないということも認識するべきだ。
ちなみに私は毛髪力との付き合いが一番長い。
とにかく、それでもライオンが私のマイナーなホームページにアプローチして頂いたということで、今から書く毒舌コメントの前に私は10月発売される
毛髪力INNOVATE(今回のマーケティング対象)に対し、
「試そうかな・・・。いや!試したくなる。」
「ライオンから、やる気を感じさせる育毛剤」
だと発言しておこう。
なぜならライオンのこの育毛剤への力の入れようは大きく、6/16日にプレスに「発毛のメカニズムを新発見」という題目で発表してから8/14に新製品を発表、10月1日に新製品を発売という、スピード開発であったことからも伺える。ただ、このスピードには、今回新たに加わった有効成分が過去に臨床実験を終わらせた成分で
、すでに他メーカーの育毛剤に使用されているからというのが大きいと思う。
(残念だが髪が増える育毛剤とは言わない。それは、私は髪の完全復活には悲観的だからだ。国産の育毛剤としてはリアップ以来の前評判の期待が大きい育毛剤のようだ)

2003年10月1日発売予定の『毛髪力INNOVATE』。販売価格はオープンだが、リアップ、フラバサイトというライバルにぶつけてくるはずだから価格は5000円前後だろうか?それにしても、髪を木に例えて緑色を採用する育毛剤が多い中でイメージ色を赤としたのは革新的だなぁ。
これがINNOVATEという名前の由来ならちょっと悲しいが。
●根拠ある育毛理論?
いままでライオンの育毛剤の話題をしておいてなんだが、ここ2ヶ月、花王から発売されている『サクセス 薬用 フラバサイト』を使用している。
新しい有効成分が出るとすぐ試してみたくなってしまうのは、育毛を行っている人間にとっての性なのかもしれない。いつか自分にぴったりの育毛剤が発売されて、髪がふさふさに・・・などと、分かっていても夢を追い続ける青い鳥症候群のようなものか?ま、ハゲだけに夢を追い求めるといっても回りは全然共感してくれないのだが・・・。現実世界では声を大にして育毛していると言える人は少ないから悲しい。
このフラバサイト、塗布すると、思わず声を出してしまうほど刺激が強い。中にはこの刺激じゃないと満足できなくなってしまう人もいるのでは?
(サクセスが一定の顧客を獲得しているのはこのあたりに要因があるのかもしれない)
サクセスシリーズは安さが売りだったのに高くなったものだ。10年前、当時貧乏学生だった私は買える育毛剤が1200円のサクセスだった。使い切っても増えなくて、見た目まだ大丈夫だったので「気にしないことにする。」という結論で、育毛というほどのものは行わなかった。(気づいて大慌てして育毛を開始したのははその4年後なのだけど)
また話が脱線してしまったが、フラバサイトの説明はこうだ。
〜以下、フラバサイトの外箱、またはフラバサイトのHPから抜粋〜
髪を太く長く成長させて、「抜けにくく育てる」ことが、育毛に対する効果的手法と花王は考えました。
そして、次はライオンの毛髪力イノベートの抜粋。
「前述の結果から、「脱毛部位」では、「BMP」と「ephrin」の遺伝子発現の低下が毛の成長を妨げていることが示唆されました。そこで、この現象を改善すれば毛周期が正常にまわり、毛の成長を促進することができると考えました。
どこがポイントかというと、「考えました」というところ。別に、揚げ足をとるつもりは無い。現実は「禿げを完全回復させることはできない」からだ。もちろん、私の育毛スタイルも「まず思想ありきだ」(トップページ参照
、若返りを目指すべきである!)
これは大手医薬品会社が研究しても、「まず育毛は思想ありき」レベルを超えられないということだ。たくさんの成分を試して効果が見られたものを商品化するというスタイル。
ただ今度のライオンの新製品は遺伝子的な研究をした上で育毛効果が認められている「6−ベンジルアミノプリン(サイトプリン)」をチョイスしている。
とはいえ、革命というほどではなく、以前から知られている育毛に有効な成分を従来の毛髪力に含有させただけというのが本当だ。
今までの育毛剤は「毛根に刺激を与える」、「毛乳頭に栄養を届ける」などという謳い文句が国産の育毛剤のキャッチフレーズであった。つまりは髪の研究などを行っても、臨床で多少の効果が得られたに過ぎず、データとして掲示するにはいささかもの足りないからだ。
「6−ベンジルアミノプリン(サイトプリン)」自体はとりあえず、他同様の育毛成分と五十歩百歩の物質である。つまりこの有効成分を含んでいることがウリの育毛剤は今までの広告手法しか採れなかった。
しかしライオンの新育毛剤は、遺伝子学からのアプローチを行い、この有効成分が良いのではないか?という「うんちく」を加えた。
これをさらに学会に発表することで広告効果を押し上げ、さらに当サイトのような育毛関連のホームページにアプローチすることで、前評判をあげようとしているようだ。
ライオンの今回の育毛マーケティングは成功しているように思う。でも、有効成分を見ると、特に目新しいものではなく、飛びぬけて効果が期待できる海外のミノキシジル以上に期待できるものとは言えなさそうである。
とはいえ、最近ミノキシジルによる副作用がニュースになったばかりだが。
今後、私が望むのは、遺伝子学的アプローチをもっと本格化し、広告目的に使用せず、本当に男性型脱毛に効果がある育毛に有効な成分を発明して欲しいということだ。
最後に下のリンクの最初のキャッチフレーズはどうだろうか?
筆者はやっぱり意味不明だと感じた。
INNOVATEのホームページはhttp://www.l-innovate.jp/
新理論を解明???自分で発見した理論を自分で解明するの??
調査リリース
上のリンクもライオンさんのPR事務局から送られてきたものだ。
これは、20代から50代の男性に毛髪に関しての意識調査を行い、その後、新育毛剤の有効成分やライオンの「発毛シグナル理論」の紹介となっている。意識調査に関しては、コメントする余地が無いほど一般的であり、当たり障りの無い結果である。その次はライオンの理論の遺伝子レベルでの発毛メカニズムの解明の解説、実は、新育毛剤のPRという内容。
まあ、PRとして見てしまったので、もうこの内容については特に書くところは無い。
書くとすればこの人

主任研究員の方らしいです。こんなにふさふさで羨ましいですね。

ちなみに国産育毛剤の開発や監修に多く携わったという徳島大学名誉教授 武田 克之氏

カロヤンのCMの役所広治さん。
ちょっと話は変わるけど、カロヤンシリーズのキャッチフレーズは「現実を見つめなきゃ」
これはちょっとひどい。薄毛に悩んでいる多くの人は現実を見ないですめばどれだけ良いだろうと思っている人が多いと思う。髪の毛を気にする小さな自分が嫌なのだ。本当は。
現在は「発毛疲労」ってキャッチでがんばってますね。
アデランスの社長の写真を見たことがありますが、ふさふさです。
顔はこの世の人とは思えないほど、強面ですが・・・・。鬼に見える人もいるでしょう。とにかくふさふさです。
つまりは、マーケティングにおいて顔となる人自体も髪がふさふさしてなければならないのかもしれません。考えれば当然ですが、育毛剤にかかわる人で、トップに立つにはが禿げに無縁な人であることが必要なわけで、これは実際の育毛剤の開発に対し、不利になっているのではないかと心配しています。
以上、育毛剤マーケティングでした。