小児の場合の明らかな発熱とは?

 予防接種を受ける時に,必ず熱を計ります.小児の場合の明らかな発熱とは,体温が37.5℃以上のことをいいます.このような場合は予防接種を受けることが出来ません.熱がある時には,気がつかないうちに何か重い病気にかかっているかもしれず,もとの病気の症状にワクチンの副反応が重なることを避けるためです.また,予防接種後に異常が発生した場合も,もとの病気の症状なのかワクチンの副反応によるものなのか区別がつかなくなってしまうからです.体調の悪い時にあえてワクチンを接種する必要はありません.熱が下がり,病気が回復するまで予防接種は延期しましょう.

 平熱より高いと思われても,37.4℃以下の場合は,子どもさんの健康状態について医師と相談したうえで予防接種を受けることができます.

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