2013年度 鹿屋青年会議所 理事長所信


 
第50代理事長 河野 直正



【はじめに】
 今、我が国は決して先送りすることのできない様々な問題を抱えています。大いなる国難に直面し、様々な問題が浮き彫りになってきました。先の見えない経済への不安、脅威にさらされている日本固有の領土・領海、それは地域にも影を落とし、私たちを取り巻く環境は閉塞感に満ちています。そんな現況の中、地域に暮らし住む若い世代の代表である私たちは何をすべきなのでしょうか、地域のために何ができるのでしょうか。鹿屋青年会議所は今年50年という大きな節目を迎えます。これまで脈々と引き継がれてきた伝統の上に新たな歴史の1ページを記す事となります。常に時代の先端で可能性を切り拓いてきた先輩諸兄の創始の志を継承し、その気概を呼び起こし明るい豊かな社会を創造する責任があります。「伝統」と「革新」、これまでの歴史があって今の私たちがある。その思いを持ちながら、過去にとらわれることなく未来へ向けてJC運動を展開していかなければなりません。また、本年は公益法人として新たなスタートを切る記念すべき年でもあります。これまで以上に公益性を高め、社会の付託と信頼により応えられる組織へと進化しなければなりません。私たちJAYCEEが青年らしく明るい夢を描き、論ずることのみに終わることなく、自信と誇りに溢れた力強い「行動」を起こすための所信をここに掲げます。



【質実剛健としたJAYCEEを目指して】
これからの鹿屋JCがより力強い運動を展開していくためには一人一人のスキルアップも重要ですが、組織力の増強も方策の一つであると考えます。それぞれの役職には担いがあり、その職務を理解全うすることで組織の力を十分発揮できることでしょう。JC運動の根幹にはVisionMissionValuesがあり、それを礎にするからこそ軸のぶれない恒久的な運動が存在するのです。私たちは自分達の活動・運動の意味を常に考えながら行動しなくてはなりません。JCは何かを与えてくれるところではなく、自ら何かをつかみ取るところであるからです。能動的である事は会員の拡充においても力を発揮するはずです。自らの所属する団体の理念や信条を語れずして、思いや情熱が相手に伝わることはないでしょう。常に志を高く持ち、説得力のある行動を心掛けなければなりません。
「変えてはならないものを受け入れる、心の冷静さを我に与えたまえ」 情熱
「変えるべきものを変える、チャレンジする勇気を我に与えたまえ」 勇気
「変えていくものと残すもの、その二つを見分ける英知を我に与えたまえ」 英知

ラインホルト・ニーバー

【まちの未来を創造するJC
JCはまぎれもなく地域のために存在しています。地域が持つ問題を私たち青年の英知と勇気と情熱を持って解決することにこそJCの価値が生まれるからです。全国的な人口の減少が問題になっている今、少子高齢化が進む大隅半島も例外ではありません。それぞれの地域が再生を目指すという同じ目的を持っていても、その手段は画一的なものではないはずです。私たちはこれまでも地域に対し発信しつづけてきました。そしてこれからも発信し続ける団体として、私たちは私たち独自の解決方法を見出して取り組むべきなのです。そして私たち鹿屋JC50年の歴史の中でどのように成長し、どのように地域と向き合ってきたのか、そして自分達の運動でどう地域が変わってきたのかを検証し、次世代へ引継がなければなりません。地域を輝かせるために、地域の付加価値をもったソーシャルストックを見出し、自分達がまちの未来を創っていくという気概と自信を持って事業に取り組んでまいります。

【伝統ある青少年育成事業の継承】
子ども達は言うまでもなく、地域の未来を担うかけがえのない存在です。豊かな社会性と優れた創造性を培い、社会・地域に生かされている事への感謝の気持ちを忘れない、しなやかな感性を持つ、健全な青少年を育成したいと考えます。そのことは、おおすみの未来を考える上でなくてはならないものであります。私たち鹿屋JCは発足以来、先輩達から伝統ある青少年育成事業を引き繋いできました。その知識を活かし現代の子ども達を取り巻く様々な課題を検証しながら、教育の根幹である「道徳」と「伝統」を重んじ、郷土愛を育みながら地域ぐるみで青少年を育成するという意識を醸成します。

【地域に根差したJC
私たちの運動をより効果的に推し進めるためには、目的は違えども同じ地域で活動する様々な団体との連携は不可欠であると考えます。時代の変革と共に、地域社会が要求するものは多様・高度化しており、それぞれの地域に住んでいる人々の間にもっと強い連帯感を育んで市民主導型の地域社会づくりに努めなければなりません。地域社会の健全なる発展は自治体だけでも企業だけでも個人だけでも、もちろん私たちJCだけでも成し得ません。協調していくことももちろんですが、そこに同じベクトルが生み出され、方向を集約させることができれば団体の枠を超え真に地域に根差し、より効果的で影響力のある運動体へと昇華させることも可能であると考えます。独りよがりではない「このまちと生きる。」という強い覚悟を持って、地域の発展のためリーダーシップを発揮していきます。

【歴史の検証と次代への継承】
先に述べましたように、本年は鹿屋青年会議所が設立して半世紀という大きな節目の年であります。ですが、周年という節はその年だけが注目されるのではないと考えます。報本反始の思いを新たに、これまでの鹿屋JCの歴史、先達の功績を掘り起こし、また、これからの鹿屋JCの方向性・存在意義を内外へ向け発信する機会としなければなりません。連綿と引継がれ、また、これからも歩みを進めなければならない鹿屋JCのバトンをしっかりと次代に繋げられるよう、過去を検証し、会員一丸となって未来への指針を示します。歴史の重みを継承する厳粛なる式典と、公益法人元年である本年だからこその公益性の高い、地域と一体となれる事業を開催することで私たちの存在意義を内外へ訴えることができると考えます。

【結びに】
JC40歳で卒業を迎えます。私のキャリア・経験は十分なものではないかもしれません。鹿屋の地で半世紀にわたり活動し、輝かしい歴史と伝統を持つ鹿屋JCの第50代理事長の担いは、非常に大きな責任を伴う事であると自覚しています。新たな歩みを進める大きな節目ではありますが、これからも連綿と繋がれていく鹿屋JCの通過点と捉えて、気負うことなく職務を全うしたいと考えています。与えられた機会を活かし、運動していくためには皆さんの協力がなくてはなりません。先輩たちが培ってきた伝統を重んじ、その歴史の上に、若い世代の代表である私たちの、革新的で情熱にあふれた運動を展開していきたいという金剛不壊の決意を持ち、理事長職を一生懸命勤め上げることをここに誓い、そして、皆様のご指導ご協力を切にお願い申し上げまして私の所信とさせていただきます。








このページのトップへ